キミのからだはキミのもの

セラーノ，ルシア【絵と文】/宇野 和美【訳】/シオリーヌ【監修】

ポプラ社（2024/01発売）

• サイズ A4判／ページ数 32p／高さ 26cm
• 商品コード 9784591180235
• NDC分類 E
• Cコード C8737

出版社内容情報

この本は性について説明する本ではありません。
子どもの生活や体は子ども自身のものであり、性暴力は身近にあることを知ってほしい、防ぎたいという願いから生まれた本です。子どもを被害者にも加害者にもしたくない、という願いです。
「プライベートゾーン」「同意」という新しい時代に即した言葉や考え方、自分のからだのことは自分で決めるという考え方や実際の対処のしかた、まわりに信じられる人がきっといるということを伝えたいと考えます。

内容説明

キミのからだはキミのもの。さわっていいか、きめるのはキミだ。いやなときは、いつでも「いやだ」といっていい。だいじなからだをまもるには、どうしたらいいだろう。この本をよんで、かんがえてみよう。子どもを性暴力からまもる絵本。子どもを被害者にも加害者にもしたくない、すべての大人たちへ。

著者等紹介

セラーノ，ルシア［セラーノ，ルシア］ ［Ｓｅｒｒａｎｏ，Ｌｕｃ´ｉａ］
スペインのイラストレーター、作家。１９８３年マドリード生まれ。１８歳で美術を学びはじめ、その後はバルセロナに住む。多くの書籍を出版し、２０１１年にクアトロガトス財団賞受賞。本書は専門家の助けとアドバイスを受けて、子ども時代の性的虐待や望まない接触を防ぐこと、３歳から６歳の子どもたちが性について理解できるようシンプルな言葉で語る絵本で、スペインではベストセラーとなっている

宇野和美［ウノカズミ］
１９６０年大阪府生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。バルセロナ自治大学院修士課程修了。小説や児童文学の翻訳のほか、スペイン語の子どもの本専門ネット書店「ミランフ洋書店」を経営し、スペイン語の魅力を伝えている

シオリーヌ［シオリーヌ］
大貫詩織。助産師／性教育ＹｏｕＴｕｂｅｒ。総合病院産婦人科で助産師としての経験を積んだのち、精神科児童思春期病棟で若者の心理的ケアを学ぶ。２０１７年より性教育に関する発信活動を始め、２０１９年２月よりＹｏｕＴｕｂｅチャンネルで動画投稿を開始（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

一番最初の性教育として、とてもよくまとめられている内容だと思いました。変だと思ったら「いやだ」と言おう、というメッセージも大切ですが、今回は「おとなもこどもも、あなたがいやなことはしてはいけないのだ」というメッセージの重要性に深く感じ入りました。最近では小学生男子が低学年女児の下半身を触る事件がありましたが、小さい子だから許される、はおかしいです。加害者にも被害者にもならないよう、教育は大切だと思いました。

2024/09/30

[jenny]

732冊　忘れそうになるけど、これが基本！大事なこと！子供達はさらりと。#3歳 #7歳 #9歳 #読書 #絵本 #児童書

2024/04/22

[遠い日]

「自分をだいじにしよう」ということばは、これまでどちらかといえばメンタル面に重きを置いてきたように思う。ですが、ここでは体という形あるもので、自分を守ることについてわかりやすく説明されている。「プライベートゾーン」について丁寧に説いている。それは容易に他人に触れさせるべきところではなく、不快な感情を起こすべきところでもなく、自分にとっての守るべき権利が存するところ。子どもたち自身がしっかりとその権利を認識し、口にできるようになるために、この学びは必要なことだと感じます。

2024/01/17

[aaaaki]

4歳11箇月、当然だけど大切なことが記載されている1冊。親として読み与えたい本。

2024/05/15

[たくさん]

「自分の体は自分のもの」ってある意味当たり前。他人のものに興味津々な人があわよくばを狙って、あの手この手で搾取しようと狙ってくる。だましやすく汚れてない純真さを乗っ取りたい欲望に、もらえるものをもらったもの勝ち、みたいに下品に迫ってくる。何も知らないでいるときの被害の嫌悪感は尋常じゃない。子どもを狙う犯罪は許せない。収穫前の果実をいい状態を前に刈り取る。育てるっていうことの意味や愛情をどんな重さか感じれる人が、一人でも多くなって、搾取したい大人をちゃんと排除できますように。#NetGalleyJP

2024/01/28