ポプラ新書<br> 時々、死んだふり

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ポプラ新書
時々、死んだふり

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591178973
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「人生は軽やかでなければならない。そして単純でなければならない。絵も同じ」
「子どもは遊びに熱中すると、他のことを何も考えなくなって無心になる。僕はそういう状態で絵を描きたいと思っています」
老いと病を軽やかに超越し、創造の世界に日々、向き合う。アートの先駆者で87歳の美術家が語る、描くこと、生きること。

【目次】
はじめに
第1章 本当に死にそうだった―急性心筋梗塞で絵筆を持たなかった二週間
人生最大級の痛み、そして救急搬送
画家はアーティストではなく、アスリートである
痛みと恐怖
僕は病気と闘わない

第2章 僕も時々、死んだふり
生き物たちの「死んだふり」戦略
死亡通知と『遺作集』
自分のお葬式の夢を見た
自分の中の閻魔大王
ビートルズと三島さんに導かれて
下痢をしてインドがわかる
豊島横尾館は生と死の出会う場所
「死んだふり」はどこにでもある

第3章 面倒くさいで救われる
「面倒くさいことはやらない」主義
結婚は相手任せ、職業は運任せ
僕は人づきあいが苦手です 
創作には「いい加減」が必要 
頭を空っぽにするために 
運命に従うか、逆らうか 
自分は自分 

第4章 新しい作品、新しい生き方 
この年で手に入れた新たな画風 
ハンディキャップが自然体 
ダラダラアートと雲を眺める日
寒山拾得との出会い 
寒山拾得は僕の精神的アイドル 
「こんなん描けました」
自分の寿命、絵の寿命 
あとがき 


【著者略歴】
美術家。1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品し、世界各地の美術館で個展を開催するなど、国際的に高い評価を得ている。また東京都現代美術館、東京国立博物館など国内でも相次いで個展を開催し、2012年神戸市に兵庫県立横尾忠則現代美術館、13年香川県に豊島横尾館開館。95年毎日芸術賞、11年旭日小綬章、朝日賞、15年高松宮殿下記念世界文化賞、令和2年度東京都名誉都民顕彰、23年日本芸術院会員。著書に小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞)、『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞)、小説『原郷の森』ほか多数。

内容説明

87歳、内外を舞台にヨコオが語る、生と死、そして創作の自由な世界。心身が衰え、以前のように絵筆が握れなくなったことを「新たな画風」とポジティブに考える。制限のある状態をむしろ「自然体」と受け止め、自分の変化を楽しむ。執着を捨て、余計な言葉を捨て、軽やかに自由に絵と向き合う87歳美術家の、人生について、創作について。

目次

第1章 本当に死にそうだった―急性心筋梗塞で絵筆を持たなかった二週間(人生最大級の痛み、そして救急搬送;画家はアーティストではなく、アスリートである;痛みと恐怖;僕は病気と闘わない)
第2章 僕も時々、死んだふり(生き物たちの「死んだふり」戦略;死亡通知と『遺作集』 ほか)
第3章 面倒くさいで救われる(「面倒くさいことはやらない」主義;結婚は相手任せ、職業は運任せ ほか)
第4章 新しい作品、新しい生き方(この年で手に入れた新たな画風;ハンディキャップが自然体 ほか)

著者等紹介

横尾忠則[ヨコオタダノリ]
美術家。1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品し、世界各地の美術館で個展を開催するなど、国際的に高い評価を得ている。また東京都現代美術館、東京国立博物館など国内でも相次いで個展を開催し、2012年神戸市に横尾忠則現代美術館、13年香川県に豊島横尾館開館。95年毎日芸術賞、11年旭日小綬章、朝日賞、15年高松宮殿下記念世界文化賞、令和2年度東京都名誉都民顕彰、23年日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

106
横尾さんの新書が昨年から3冊引き続き発刊されています。もう87歳にもなられていて途中にいろいろあったようですがかなりお元気なようです。ご自分の関連の美術館を2か所も開館されているようですね。今までの経験などを書かれていてポイントの文章をところどころに挿入されているのもいいと思いました。例えば「死んだらどうなるかということを心配するよりも、今を一生懸命生きることが大事です。」2024/03/07

レモングラス

89
東京国立博物館での「寒山百得」展をNHK BSで見た。本書はイラストレーターになるまでや、イラストレーターから画家に転向した際のことなど、また、人生最大級の痛みだった心筋梗塞や、足の切断を言い渡されて慌てて退院した経験などが記されている。寒山拾得については森鴎外や芥川龍之介にも触れている。「運命に身を任せればよいところに連れていってくれる」が印象的。自分の運命を転換させるような衝動に直面したときは、自分の意志というより、内にある衝動に逆らわずに従う、しのぎを削ってどうするの? 読み応えありました。2023/11/11

かんらんしゃ🎡

40
サブカルの教祖たるもの自由人であることが大前提。70年代大量に世に現れた。寺山修司、赤瀬川源平、森山大道、若松孝二、ちょっと遅れてアラーキー。今なら村西とおる? 横尾忠則も生前遺作展を催したりと奔放に世間をにぎやかした。なんとかなるさと軽やかな死んだふり人生が自伝風に書かれている。常識や世間にがんじがらめのオレたちゃできなかった。ツッパってるつもりでも自制心が働いた。自由人の彼らはだから教祖なの。2024/05/26

阿部義彦

20
ポプラ新書最新刊。全て書き下ろし。今年(23年で87歳)になる横尾忠則さんですが、昨年には急性心筋梗塞で入院中して命拾いをしました。そんな横尾忠則さんの死生観を中心に、流されるままに生きてきたこれまでの人生を振り返ります。何事にも受け身で、自分から働きかけて何かをやるのは面倒くさい性格。結婚も相手任せで、付き合って1週間位に、彼女が勝手にアパートを借りて「アパートを借りたからそこに行きましょう」と言われ「ああそうですか」とついて行ったそうです。難聴になり腱鞘炎にもなり、老化に任せて画風も変わりました。2023/09/25

ズー

17
存在はもちろんずっと知っていて、アバンギャルドで赤と青の奇抜なグラフィックを作る方と思っていて。この本読んでみたら、想像よりずっと柔らかくて(お年を召したからかな?)。ずっと活躍している方が長生きして見える世界、人生、悟り。鮮明で真実に思える。すごく響いた。これは展示も急いで行かなくては。薄めで文字も大きめな本だけど、すごくいいことがいっぱい書いてある本だった。2023/11/05

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