出版社内容情報
最初に文字に親しむ子どもたちに、日本語の明朝体の美しさを感じて欲しいという思いから、生まれた「てんてんきょうだい」。点々から生まれた兄弟が、色々な言葉に点をつける、言葉遊び絵本です。
「か」⇒「が」
「はね」⇒「ばね」
「おうし」⇒「おうじ」
など、点々をつけると意味などが変わるのを楽しみながら
日本語の面白さにも触れられる1冊。
内容説明
にいぢゃん!にいぢゃん!でんでんづげる!でんでんづげる!日本語って面白い!ことば遊びを通して子どもの言語センスを養う新感覚絵本。
著者等紹介
山田慶太[ヤマダケイタ]
上智大学卒業。コピーライター・CMプランナーとして働きながら、テレビ東京「シナぷしゅ」の映像制作などにも関わる。映画「いぬのえいが」「犬とあなたの物語」「さらば愛しの大統領」では脚本を担当。二児の父
田口麻由[タグチマユ]
東京藝術大学卒業。子育てをしながら広告のアートディレクター・CMプランナーの仕事に従事。テレビ東京「シナぷしゅ」の人気コーナー「どてっ」を手掛けるなど、映像作家・絵本作家としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
82
シュール絵本。てんてんきょうだいは、ことばに「てんてん」をつけるのがだいすき。「か」にてんてん付けると「が」。「はね」にてんてんつけると「ばね」になる。「でんでんぎもぢいい!」と大興奮。そして弟も自分でやってみたいと提案するが…▽音読とても難しい。なんとなく東北弁?ズーズー弁?鼻がつまった感じで、練習が必要です。上手に読めたらウケるだろうな。おじまい。2023年2月刊2023/11/11
ネギっ子gen
68
【本年、ベスト1絵本】コピーライターらしい言葉のセンスに、シンプルだが味のある絵柄。読んでて、でんでんぎもぢよかった! 「おどうど~」と、点々兄弟の兄は弟に呼び掛ける。弟が「にいぢゃ~ん」と応じると、「ぎょうもづげるがでんでん」と告げると、弟も「づげるづげる! でんでんづげる」と。点々兄弟は言葉に「点々」を付けるのが大好き。今日も「点々」を付け回る。「まずはごれだ」と、“か”に点々を付け「どうなるどうなる?」 づげると、“が”。蚊が蛾になった! 兄弟は言う。「あ~ぎもちいい!」「でんでんぎもぢよい!」と。2023/12/25
ででんでん
46
てんてん(濁点)が大好きな「にいぢゃん」と「おどうど」の兄弟。ふたりは今日も「づげるづげる でんでんづげる」と絶好調。兄ちゃんはてんてんつけるのがうまい。てんてんつけて「蚊」は「蛾」に変身。「救急車」は「ギュウギュウじゃぁ~」弟は自分もやってみたくてしょうがない。許可を得てチャレンジするも、濁点のつけられない言葉につけてしまい…「じっばい(失敗)」。しかし、そこから立ち直り…。声に出してスピーディーに読むと、たまらぬ楽しさです。自分で、誰かに、大勢に…ぜひ読んでみてほしい絵本。オズズメ2025/03/29
momogaga
41
【大人こそ絵本】ででで、ごがんぼんでえずぎだ。ごどばあぞびばだのじいぞ。2023/06/29
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
39
こんな展開の本、好き。濁点好きな兄弟は何でも「゛」をつける。おもしろかった、いや、おもじろがっだ~。濁点つけると訛りっぽく聞こえるのが不思議。2023/12/16