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出版社内容情報
1902年に発表され大人気を博し、現代に至るまで世界中で映像化や舞台化され読み継がれているホラーの傑作短編「猿の手」(ジェイコブズ)と、隠れたファンタジー・ホラーの名作短編「不思議な下宿人」(カットナー)と「魔法の店」(ウェルズ)の3編を収録。
ファンタジーの名手、富安陽子氏の生き生きとした語り口と、アンマサコ氏のイメージ豊かな幻想的な絵が、わくわくするホラー・ファンタジーの世界に誘います。
誰の心にもあるちょっとした欲望や好奇心が招いた恐ろしくて不思議な物語が、時代をこえて鮮やかに蘇ります!
★シリーズ紹介
第一線で活躍する児童文学作家が再話し、ホラーの名作に新たな命を吹き込む「ホラー・クリッパー」シリーズは、読書好きの子どもたちはもちろん、苦手な子も夢中になるラインナップです。
くっきりしたストーリー展開で、想像力を刺激するイメージ豊かな作品を厳選し、時代をこえた本物の怖さとおもしろさを届けます。
5年生以上の漢字に総ルビ、わかりやすい脚注、巻末に作者解説が入ります。
内容説明
3つの願いをかなえる「猿の手」を手に入れたホワイト一家。おもしろ半分に父親が願いごとを唱えたとき、平和な家族の運命が狂い始める。ホラー短編の最高傑作!―『猿の手』。下宿人の留守中、けっして鳥かごに触れないと約束したのに、家主の若夫婦が中をのぞくと、そこには信じられないものが!ファンタジー・ホラーの名作!―『不思議な下宿人』。初めて見かけたマジックの店に立ちよった父親と幼い息子。店員が見せる不思議なグッズに息子は夢中になるが、父親は気味が悪くなり…。SFの巨人のかくれた名作!―『魔法の店』。
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年、東京に生まれる。和光大学人文学部卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズで新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』で産経児童出版文化賞、『盆まねき』(以上偕成社)で野間児童文芸賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞
ジェイコブズ,ウィリアム・ワイマーク[ジェイコブズ,ウィリアムワイマーク] [Jacobs,William Wymark]
1863年、イギリス、ロンドンのテムズ河畔、イースト・エンド地区で生まれ育つ。現ロンドン大学卒業後、郵便局の貯金課に勤務しながら小説を書き始める。子どものころから親しんできた地域の労働者や船乗りたち、人びとの暮らしを描いて人気を集め、多数の作品を残した。「猿の手」は舞台化や映像化もされ、ホラー短編の名作として読み継がれている。1943年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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