出版社内容情報
「世の中のことはすべて、心の持ちようひとつでどうにでもなる」「新しい時代には新しき人物を養成して、新しき事物を処理せねばらならない」「大きな目標と日々の小さな目標が矛盾してはならない」
「世のため」の武士の心と、経済力を両立した実業家、渋沢栄一。
一橋(徳川)慶喜に仕え、フランスに随行。日本を豊かにするために、金融の仕組みやライフラインを整備し、500以上の企業の設立にもかかわった渋沢栄一の人生を、そのことばでたどります。
渋沢栄一が生きた時代、関係の深い人々、関連のある街、豆知識やクイズなど、資料ページも充実。小学校4年生以上の漢字にふりがなをふりました。朝読にも最適です。
みんなが憧れるような生き方をしている人たちは、例外なく、自分のすべきことに没頭し、だれよりも多く挑戦し、そして失敗をしてきた人たちです。
この「心が強くなる! ビジュアル伝記」シリーズを読むと、そのことがよくわかるでしょう。
頭から順に読む必要はありません。
自由にパラパラめくりながら、気になることばを見つけて読んでみてください。
元気がほしいとき、心が折れそうなとき、お気に入りのことばがきっと背中を押してくれるはずです。
この本は、前からだけでなく後ろからも読めるようになっています。
紹介している偉人のクイズやおもしろネタ(雑学)から始めると、案外頭に入りやすくてオススメです。
内容説明
裕福な農家に生まれた渋沢栄一は、幕府に反感を持ちつつも、一橋慶喜に仕えることに。使節団としてパリを訪問した栄一は金融のしくみに衝撃を受け、帰国後、経済改革に着手します。日本を豊かにするために人生を捧げた渋沢栄一の17のことばとエピソード。
目次
渋沢栄一のことば(世の中のことはすべて、心の持ちようひとつでどうにでもなる。;大きな志と日々の小さな志が矛盾してはならない。;細かいことでも、同意できないことは、落ち着いた態度でことわるとよい。;自分のためになる友を近づけ、自分のためにならない友を遠ざけ、自分にへつらう者を友としてはならない。;むやみに頭をつきだして走れば、衝突や転倒をさけられない。 ほか)
渋沢栄一の人生(裕福な農家に生まれる。幼いころから『論語』を学ぶ;10代で商売の基礎を学ぶ。幕府の身分制度に疑問をいだく;江戸に出て、学問と剣術を学ぶ。攘夷の計画を中止して京都へ;幕府をたおそうとしていたはずが、一橋家の家来となって活躍する;徳川15代将軍となった慶喜の命で、弟昭武のパリ留学に同行 ほか)
著者等紹介
是澤博昭[コレサワヒロアキ]
1959年、愛媛県生まれ。大妻女子大学教授。渋沢研究会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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