出版社内容情報
「この世でいちばん悲しいことは、自分はだれからも必要とされていないと感じることなのです」
ことばでたどる伝記シリーズ第3弾は、修道会を出てたったひとりでスラム街に入り、目の前の貧しい人に手を差し伸べて愛を伝えた修道女、マザー・テレサ。
実際のことばをエピソードとともに紹介しながら、人生をたどります。
マザー・テレサが生きた時代、関係の深い人々、関連のある街、読書案内、豆知識やクイズなど、資料ページも充実。小学校4年生以上の漢字にふりがなをふりました。朝読にも最適です。
みんなが憧れるような生き方をしている人たちは、例外なく、自分のすべきことに没頭し、だれよりも多く挑戦し、そして失敗をしてきた人たちです。
この「心が強くなる! ビジュアル伝記」シリーズを読むと、そのことがよくわかるでしょう。
頭から順に読む必要はありません。
自由にパラパラめくりながら、気になることばを見つけて読んでみてください。
元気がほしいとき、心が折れそうなとき、お気に入りのことばがきっと背中を押してくれるはずです。
この本は、前からだけでなく後ろからも読めるようになっています。
紹介している偉人のクイズやおもしろネタ(雑学)から始めると、案外頭に入りやすくてオススメです。
内容説明
現在の北マケドニア共和国に生まれ、18歳で修道女になると決意。インドのスラム街で、もっとも貧しい人のための活動をはじめた彼女は、やがて人々にマザー・テレサと呼ばれるようになります。神への愛と貧しい人々に人生を捧げた、マザー・テレサの17のことばとエピソード。
目次
わたしたちは、愛し合うために生まれてきたのです。
よく遊び、よく眠り、よく食べなさい。よく生きることは、わたしたちの義務です。
感情にあやつられているあなたは、ほんとうのあなたではありません。
心の呼びかけに耳をかたむけることから、祈りがはじまります。
昨日はすぎ去りました。明日はまだ来ていません。わたしたちにあるのは今日だけです。さあ、今はじめましょう。
大きなことをする必要はありません。小さなことに、大きな愛をこめればいいのです。
見ているはずなのに、見えていないことがたくさんあります。しっかり見ましょう。
すぐに決めつけてはいけません。相手が何をしているかはわかっても、なぜしているかはわからないからです。
あなたは愛されて生まれてきた大切な人。
そのとき目の前にいる人が、わたしにとってすべてです。〔ほか〕
著者等紹介
片柳弘史[カタヤナギヒロシ]
1971年上尾市生まれ。1994年慶應義塾大学法学部卒業。1994~95年コルカタにてボランティア活動をし、マザー・テレサから神父になるようすすめられる。1998年にイエズス会に入会。2008年上智大学大学院神学研究科修了。現在は山口県宇部市で教会の神父、幼稚園の講師、刑務所の教誨師として働く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
kaharada
白としろ