出版社内容情報
河邉 徹[カワベトオル]
著・文・その他
内容説明
東京の大学へ行くことを皆に言えずにいた高校3年生のりょうは、広島で人工流星が流れることを知る。流星を眺めた後、同じ天文部に所属する恋人の詩織に、進路と彼女への思いを伝えようと決心するが、その日から奇妙なことが起こり始める。奇跡の夜の先に待つ衝撃の事実とタイトルの意味を知った時、温かな感動が胸に押し寄せる。広島本大賞を受賞した、驚きと切なさに満ちた青春エンタメ。
著者等紹介
河邉徹[カワベトオル]
1988年兵庫県生まれ。3ピースバンド・WEAVERのドラマーとして、2009年メジャーデビュー。バンドでは作詞を担当し、2018年に小説家デビュー。『流星コーリング』にて第十回広島本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼっちゃん
55
【第10回広島本大賞受賞作】少し前に読んだ『ヒラキノオト』が良かったので、他にどのようなものを書かれているのか興味があり読んだ。天文部を舞台とした青春恋愛小説であるが、人工流星が流れた日から同じ日がループし出す。。。けんごさんも帯に書かれているが、辛いことがあるとそこから前になかなか進めないが、そんな人に前に進む勇気をくれる作品だと思う。2024/07/08
まる子
13
心はシーソー。あなたの心は今どっちに傾いている?喜び?悲しみ?どちらか片方だけなはずはない。悲しみが喜びに変わる事を信じて。高校生のりょうはある日をループしつづけてしまう。彼の悲しみがそうさせている。小さな小さな積み重ね。「もしもあの時」何度も思った後悔。僕に必要なほんの少しの勇気を君がくれた。「願いが叶いますように」と。WEAVERの河邉徹さんを存じあげず💦青春の1ページの小説だけれど、大人にも勇気を差し出してくれる本でした。広島県の人工流星は2023年に延期(予定)。広島本大賞本。おすすめです💫2022/02/27
ゆう
10
何度も同じ日を繰り返す。 もし現実にそんな事が起こって、明日が来ないなんて怖いと思う。 主人公はそれが人工流星と関係があるのでは?と思い、何とか繰り返しの日から逃れたいと頑張ってみるが、なかなか抜け出す事が出来ず、何度も同じ金曜日を繰り返す。 ところがその原因は実は人工流星ではなかった。 意外な悲しい展開に切なくなるけど、最後は優しい暖かい気持ちに包まれる。2023/04/07
JUN
3
流星のような、儚さと美しさ。2023/01/28
三色かじ香
3
素敵なライトノベルでした。願わくは、天文部のみんながいつまでも幸せでいてほしい。登場人物全員の台詞やちょっとした思想が素敵で心が洗われる気持ちになりました。2022/09/10
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