出版社内容情報
高橋 由太[タカハシユタ]
著・文・その他
内容説明
深川のはずれにある「よろずあやかし相談処」には、日々妖怪がらみの悩み事が持ち込まれる。丑三つ時の長屋で子供にだけ聞こえる音楽、つぶれかけの飯屋に現れた豆腐小僧の謎、行方不明の河童の捜索…。ブサイクな化け猫・ニャンコ丸をはじめとした愉快な妖怪たちと、天然娘みやび、美形拝み屋・九一郎が事件に挑む!…だが一方で、九一郎の容態が日に日に悪くなっていた。みやびは岡っ引きの秀次から変わり者の女医者を教えてもらうが―?
著者等紹介
高橋由太[タカハシユタ]
1972年千葉県生まれ。2010年、『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりまき
21
2022(143)シリーズ第2弾。今回はみやびの登場が少なく、ニャンコ丸と愉快な妖たちが事件を解決。つくもがみ、烏天狗、豆腐小僧、河童。九一郎さん、鬼になってしまうの?江戸の医者イネさん、いいお薬をお願いします。続編も楽しみです。 2022/06/05
よっしー
21
あれ、この設定はどこかで読んだ…?と思っていたら、少し前に前作を読んでました(笑 今回はそこまで九一郎の活躍は目立たなかった印象ですが、日常の中の非日常という感じのお話が多かった印象です。今の生活がこのまま続くのかなと思っていただけに、九一郎の決断に吃驚した反面、ここでかとも納得でした。この後、各々がどのように動くのか、続編が楽しみです。2022/04/22
デジ姫
16
豆腐小僧の章には泣けた。親が子を思う、子が親を思う、時代とともにその情が薄れつつあるのだろうか・・2021/10/07
小梅さん。
15
今回もニャンコ丸とぽん太は自由すぎたw そこに、新しくお仲間がきてさらにパワーアップ。 医者のイネさんが凄腕すぎて無敵だ。 しかも、そっけないそぶりでありながらかなりの人情派みたいでさらに素敵。 がま蛙はいい気味だったわー。 でも、豆腐小僧の話は切なすぎた。 お互いを思う気持ちの深さが、、、 九一郎も、あまりにも重いものを背負っていて胸が痛い。 やっぱり、ああするしかないのかな、、、 どうか、どうか、辛い結末になりませんように、、、2021/09/16
ドットジェピー
4
面白かったです2021/10/14