出版社内容情報
福井 さとこ[フクイサトコ]
著・文・その他
福井 さとこ[フクイサトコ]
イラスト
内容説明
空想ずきの女の子カティは、都会の小さなアパートから大麦畑の広がる新しい家にひっこしてきました。父親が5年がかりでたてた手づりの家には、森へとつづく裏庭、星がふりそそぐベッドがあり…。緑豊かな自然のなかで出会った友だちや個性的な大人たちにかこまれながら、自分らしさを取り戻し想像力豊かに生きていく、少女の物語。
著者等紹介
福井さとこ[フクイサトコ]
絵本作家・版画家。京都嵯峨芸術大学・デザイン科卒業。2014年からスロヴァキアのブラチスラヴァ芸術大学に留学し、版画家ドゥシャン・カーライ氏のもと、版画と絵本の挿絵を学ぶ。2016年自作絵本『Little fat squirrel(ふとっちょリス)』でスロヴァキアの最も美しい本賞・学生賞を受賞。2017年6月ブラチスラヴァ芸術大学版学科大学院を卒業。卒業制作の絵本である『Dom´ace dobrodruzstvo(おるすばんのぼうけん)』で2度目となるスロヴァキアの最も美しい本賞・学生賞、国立図書館賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
34
都会の小さなアパートからチェコの小さな街に引っ越しをしてきた空想好きの女の子カティのおはなし。引っ越し先はパパのこだわりが詰まった手づくりの家♡読めばタイトルの意味にも納得です。チェコならではの、てんとう虫やヴォドニークも登場したり、おはなしの中で伝統料理も味わえたり…チェコの四季の移り変わりや暮らしぶりが垣間見えるようなおはなしでニマニマが止まらない。こちらは京都の絵本屋さんで原画展があり出会った1冊。福井さとこさんの淡く柔らかくも鮮やかな版画がとても素晴らしい♡女子におすすめしたい童話です。2022/12/13
mntmt
13
食いしん坊のカティとお友達になれたような気分で読了。芸術が身近にあるチェコ。チェコに絵の勉強をしに行かれていた作者の絵も素敵です。2021/12/26
2時ママ
4
次女 小6 ひとり読み。2022/04/10
えびー
2
3年から。 空想好きの少女カティは、都会からチェコの小さな街に引っ越してきました。 少しずつ家を作っていくパパ、伝統料理が得意なママ、笑い上戸の明るい妹。 カティは自然豊かなこの場所で、のびのびと過ごす。こういう世界が好きな子にはたまらない本。 淡い色彩の挿絵も美しい。 著者は日本人なのね、ビックリ。 チェコってこんなに素敵なところなのかな。行ってみたい!2022/07/10
朝
1
チェコに住む空想好きな女の子のお話。画廊で絵を買ったり、ハーブが入ったスープを飲んだり、学校が終わってからは芸術学校へ行ったり、虫が住むための家を作ったり…チェコの暮らしメルヘンすぎません?!日本の作家さんですが、ご本人が留学したときにお世話になった家族をモデルにしているとか。地球のどこかにこんな素敵な暮らしをしている人たちがいるのですね。チェコに行ってみたくなります。2022/09/05