出版社内容情報
角野栄子にとって特別な「もう一つの国」へ
13歳のやんちゃな娘といざ出発!
「おばけのアッチ」シリーズや「魔女の宅急便」シリーズなど数々の名作を生みだし、国際アンデルセン賞を受賞するなど世界的に評価されている童話作家・角野栄子。20代の時に移民として渡り、刺激に満ちた思い出深い日々を過ごしたブラジルに、20年後、自分の娘と訪れた旅のエッセイ。懐かしい街並みの思い出と変容、愛すべきブラジル人の気質などを母娘の丁々発止のやりとりで楽しく描く。
日本からブラジルへ渡る時、二か月間船の上から眺め続けた水平線。
「それ以来わたしの心の中にはいつも水平線があって、それをはずしては、自分が考えられないようになっていました。わたしにとって水平線というのは、いつもなにかが始まるところでした。」(本文より)
創作の原点にも触れることのできる1冊。
1981年刊行の単行本に、「今」の想いを大幅加筆をした愛蔵版です。
内容説明
おばけのアッチ、魔女の宅急便を生んだ作家の心熱くなるエッセイ。
目次
1 旅の前のがまんの旅
2 おお、フェルナンド氏
3 思い出通り
4 食いしんぼうのブラジル
5 三つの首都
6 ニワトリの鳴く農場
7 絵かきのウェズレイ
8 帰国
著者等紹介
角野栄子[カドノエイコ]
東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。紫綬褒章、旭日小綬章を受賞。2018年3月、児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞。日本人としては3人目となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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