感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
72
爽やかな青春スポーツ小説。主人公は向井航。小学6年生。東京の有名クラブチームでクロールが得意。50mベストが35秒03.両親の都合で新潟佐渡に引っ越しすることになり、東京でメドレーリレーで失格したことがトラウマで水泳を避けていたが、成績優秀なバック海人・パワフルなバッタ龍之介・丸っこいがセンスがあるブレ信司に誘われていつの間にかドリームブルースイミングクラブに入ることになる。東京ではライバルだらけの足の引っ張り合いで、一人のスポーツだと思っていたのが、積み重ねてきた日々を共に過ごした仲間がいるからこそ⇒2020/08/09
モモ
48
新潟県佐渡が舞台。東京の強豪スイミングクラブで挫折した航。両親の故郷である佐渡に引っ越すことになり、遠ざかっていたスイミングをまた始めることになる。そこで自分のことだけ考えるのではなく、仲間のことも思いやることを学んだ航は過去の挫折を乗り越え成長していく。小学生・中学生におすすめの一冊。大人が読んでも楽しめます。2021/01/11
chiaki
43
東京の超有名スイミングクラブで挫折を味わった航は、水泳から遠ざかることに。でも引っ越した佐渡で偶然にも出逢った海人、龍之介、信司の懇願に折れ、仕方なく水泳を再開することに。島で唯一のプール施設は自治体の財政難で存続の危機!施設存続のために県大会入賞を目指し、崖っぷちで抗うように練習に打ち込む4人たち。時には仲違いしながらも水泳がチームプレーであることを初めて意識したり、いざというときの団結力であったり、なんて熱き爽やかな青春小説!4人の個性の描き方もすごくよかった。面白かった!2021/07/02
manabukimoto
8
東京の強豪スイミングチームで気張っていた主人公。メドレーでのフライングをきっかけに、自信喪失・人間不信に陥りプールからも遠退いてしまう。そんな折、一家は父の故郷の新潟県佐渡に引っ越し、水泳仲間となる三人の同級生と出会う。 水の中での究極の個人競技、水泳のそんなイメージを心地よく崩してくれる水泳青春小説。みんなと泳いで「積み重ねてきた日々。それが今の、おれの泳ぐ意味だ!」と確信を持てるようになるまでの成長譚。 いろんなことが上手く帰着する結末も、後味の良い甘さに。泳ぐのもままならない夏に、涼しく、熱い一冊。2020/08/18
橙夜(とうや)📚
7
【図書館】小学6年生の航(こう)は、水泳が大好きだが、人間関係が拗れてしまう。そんな中家族で引っ越す事になる。そこで水泳をしてる3人からスイミングクラブの誘いを受けるが…。最後は泣いてしまいました😢もがき苦しみながらも、前に進もうとしていく皆が眩しい。2022/02/06