シリアの戦争で、友だちが死んだ

個数:
電子版価格
¥1,650
  • 電書あり

シリアの戦争で、友だちが死んだ

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月24日 10時26分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591167014
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

紛争地を中心に取材活動をする著者がシリアでの体験を中心に綴るノンフィクション。
紛争地取材を始めてからの大けがやシリアでの取材、大切なシリア人の友人を失った経験などを描き、なぜ戦場の取材を続けるのか、そこにはどんな悲劇や理不尽があるのかーー筆者ならではの目線で描く。
コミックは『ペリリュー 楽園のゲルニカ』の武田一義。
小学生から大人まで。

桜木武史氏
1978年生まれ。東海大学卒業後、フリーのジャーナリストに。2005年11月、インドのジャム・カシミール州で戦闘に巻き込まれて右下顎を吹き飛ばされる。2016年に第3回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」を受賞。2017年TBS「クレイジージャーニー」に出演。著書に「【増補版】シリア 戦場からの声」など。普段はトラックの運転手の仕事をしながら、ジャーナリストの活動をしている。

武田一義氏
1975年生まれ。作品に、精巣腫瘍闘病の顛末を描いた『さよならタマちゃん』、第二次大戦のペリリュー島の前線を描いた『ペリリュー 楽園のゲルニカ』(既刊5巻)など。第46回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。

内容説明

もし戦争がなければ、かれは今ごろシリアのアレッポという町の大学を卒業して、結婚して、新しい家を建てて、ブズガルという地図にものらない小さな村でおだやかな生活を送っていたのだろうか。ぼくもシリアに向かうことはなく、どこか別の国を取材していて、かれと知り合うこともなかったのだろうか。自分で行って、見て、戦争を伝える―ふつうの日本人ジャーナリストがかいた戦場ノンフィクション!

目次

第1章 初めて見た本当の戦場
第2章 なぜジャーナリストを続けるのか
第3章 初めてシリアへ
第4章 市民が撃たれる町
第5章 戦場の持ち物
第6章 空爆の町
第7章 誰が敵で、誰が味方か
第8章 戦場の日常を見るために
第9章 生きて帰らなきゃ

著者等紹介

桜木武史[サクラギタケシ]
ジャーナリスト。1978年生まれ。大学を半年間休学しインドを旅し、卒業後、取材活動を始める。2005年11月の取材中、戦闘に巻き込まれて右下顎を吹き飛ばされる。1年半の療養生活ののち、アフガニスタン・パキスタン・シリアなどの取材へと戻る

武田一義[タケダカズヨシ]
漫画家。1975年北海道岩見沢市生まれ。2010年6月、精巣腫瘍で片方の睾丸をてき出。その闘病体験をつづった『さよならタマちゃん』(講談社)でデビュー。太平洋戦争末期の戦場を舞台に描いたコミック「ペリリュー楽園のゲルニカ」(白泉社)がヤングアニマル誌にて連載中。同作品で17年度の漫画家協会賞優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

33
『ペリリュー楽園のゲルニカ』の武田一義が描く表紙や挿絵等が気になり手にとった一冊。内紛が続くシリアの戦場を取材したジャーナリスト桜木武史のノンフィクションモノ。読書中、以前テロリストに拉致されて捕虜になり政府交渉の恩恵もあり開放された日本人ジャーナリストが、帰国後また戦場に行こうとしたエピソードを思い出した(確か、国からの出国許可が降りず)。著者から受けた戦場ジャーナリストの印象は、戦地へ赴くのは本人の使命感。ラスト付近、トルコへ避難したシリア難民の「報道よりも支援を!」というセリフが特に刺さった。2021/05/09

たまきら

32
父親が新聞記者だった自分は、報道に携わる人たちを尊敬しています。今年のノーベル平和賞が報道関係者に与えられたことは、本当に納得がいきました。ただ、感情を書き綴る文章は報道ではなく、エッセイだとも感じます。もちろんこの著者の署名記事を読んだことがないのでなんとも言えませんが、彼の立ち位置が良くわからず、読みながら混乱しました。マンガがとても上手にまとめてあり、シリアの現状のややこしさがわかる図がありがたかったです。同時にアレッポのキャットマンの活動の素晴らしさに改めて感じ入りました。2021/10/26

kana

19
緊張しながら一気に読んだ。ページを捲る手が止まらなかった。止めてしまったら駄目だと反射的に身体が動いた。それぞれが自分の立場から闘っている。こんなに優しい人がどうして、どうしてと、苦しくなる。ニュースで報じられる犠牲者数だけでは分からないことをジャーナリストの武田さんは伝えてくれた。2021/03/14

こぺたろう

10
読了。「ペリリュー 」著者による漫画かと勝手に思っていましたが、文字主体の本でした。とは言え、文章は平易で読みやすい。内容は軽いものではないですが、幅広い方に読んでもらえるように仕立てられているように感じました。2023/11/18

La Principita

3
若年層にも読み易くシリア内戦に従軍した経験を描く。少し前に読んだ「膠着するシリア」では、米国、ロシア、トルコなどが駆け引きをする様が描かれていたのに対し、こちらは市民の側から語られる。著者が敢えてへなちょこぶりを晒すことで、内戦への目線を身近に感じる。爆撃の中でお茶を振る舞ってくれる店主、攻撃に晒されながらも登校する子ども達。さらに描かれるのは戦闘員や反政府テロリストではなく、ハーリド、ファラズダックという個々のシリア人の姿である。彼らにとってファラズダックの死がムダではなかったという日が来るのだろうか2023/03/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16119402
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。