出版社内容情報
おいしいお菓子が元気をくれる。こころときめく、明治菓子物語!『日乃出が走る』を新版化。
内容説明
老舗和菓子屋のひとり娘・日乃出は、亡き父が遺した掛け軸をとりかえすため、「百日で百両、菓子を作って稼ぐ」という無謀な勝負に挑む。しかし、連れて来られたのは、客が誰も来ない寂れた菓子屋・浜風屋。仁王のような勝次と、女形のような純也が働くが、二人とも菓子作りの腕はからっきしで―。はたして日乃出は奇跡を起こせるのか?ひたむきな日乃出の姿に心温まる人情シリーズ第一弾!
著者等紹介
中島久枝[ナカシマヒサエ]
東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。フードライターとして活躍中。『日乃出が走る』で第3回ポプラ社小説新人賞の特別賞を受賞しデビュー。同作で歴史時代作家クラブ賞新人賞ノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
81
『牡丹堂』シリーズの中島さん作品でこちらもお菓子屋が舞台。時系列的にはこちらのシリーズが書かれたのが2014年と10年前なので、『牡丹堂』シリーズとはまた違った雰囲気を楽しめます。こちらも主人公は女の子で「日乃出」といい、実は老舗菓子屋の1人娘ではありますが、色々とワケあって紆余曲折を経て、ちょっと寂しげな菓子屋『浜風屋』でお世話になるコトに。そこにはこれまたちょっとクセありな職人が二人いて、仁王のような強面の「勝次」とミステリアスな「純也」がいます。果たして「日乃出」はそんなメンバーとやっていけるのか。2024/12/03
やま
59
明治初期、横浜の菓子屋で活躍する菓子職人の物語です。日乃出16才は、江戸は日本橋の老舗菓子司橘屋の一人娘として、父仁兵衛に愛されて育った。その橘屋が、父が最後の将軍である徳川慶喜の頼みで書状を五稜郭に立て籠もる榎本武揚に届ける途中、白河の関で徳川に反対するものに殺された。それから橘屋が、潰れた。2023/09/14
はにこ
24
面白かったー。親が亡くなり、嫌な叔父夫婦と元番頭に全て奪われた日乃出がボロボロのお菓子屋を再生させていく。何も出来なくてお金も無かったお店が日乃出の情熱と勝次、純也、三河屋に支えられながら立派になっていくのがとても良かった。とても胸がスカッとする結末だったけど、続編では新たな困難に立ち向かうのかな。2020/11/25
るぅく
15
ポプラ文庫で出ていた本を加筆修正して、掌編が追加された新装版。前版既読でしたが、改めて読みました。お嬢様だった日乃出が、家族を亡くして和菓子を作りながら再出発していく。新装版、読み進めていこうかな。あ、掌編では、はっきりと気になる方のお名前、出てましたね。2020/07/04
一五
11
明治2年 横浜で菓子屋橘屋再興に挑む日乃出。題がこれだし とうぶん浜風屋でやるんだろうな。元武士の職人二人と元お嬢 先は長そう2022/05/22




