出版社内容情報
革命を起こし続けているナイキの厚底シューズの秘密と、魔法の靴を取り巻く者たちの熱狂に迫る一冊。
内容説明
長距離界の常識を覆し、革命を起こした「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%フライニット」。このシューズは何が凄いのか。イノベーションを起こし続ける秘密と、“魔法の靴”を取り巻く人々の熱狂に迫る一冊。
目次
第1章 新シューズが大迫傑のマラソン挑戦をアシストした
第2章 日本でもムーブメントとなった厚底シューズ
第3章 設楽悠太が16年の時を越える日本新記録
第4章 NIKE厚底シューズの秘密
第5章 マラソン2時間切りへのカウントダウン
第6章 大迫傑が日本人初の2時間5分台へ
第7章 NIKEがマラソンを変えている
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
27
元アスリートで箱根駅伝を走ったスポーツライター、19年著。本当であればナイキ社内に入り取材したい所だろうがそれが不可能なため、外からナイキの厚底シューズを見ていく(開発秘話を期待したのだが)。そのため大迫傑選手などをズームアップ。確かに彼は日本記録保持者だが、レース展開で競い合っているわけでなく、マラソンで1位になっていないので東京五輪に出るとしても順位でなく記録目当てになるであろう。厚底シューズは値段も驚くが、わずか160km程の寿命しか持たない靴。走り方も工夫が入り履き手を選ぶ。東京五輪は中止かな?2020/08/01
スプリント
8
世界を席巻しているナイキの厚底シューズ。 2019年世界陸上や学生駅伝でもナイキシューズを履いている選手が活躍しています。その開発秘話です。 2019/10/27
ポップ430
7
ジューズの本だが読むと大迫の素晴らしさ、設楽の素晴らしさが分かる本。 スポーツもビジネスも昔の根性論から効率的でメンタルの持ち方が凄く重要だと感じさせる。 特にマラソンはピークの持って行き方に対する準備の周到さに学ぶ点が多い。 結果は運の要素も高いが、次への展開か今にかけるか等、どちらかにかける決意の重要性が文章から伝わる。2020/03/07
tetsubun1000mg
5
最近の日本のマラソン界は、日本記録も更新して盛り上がっている。 そこにナイキの厚底シューズがブームとなり広がっているとは知らなかった。 大迫傑・設楽悠太などのランナーだけでなく、箱根駅伝のランナーも東洋大を筆頭に取り入れてトレーニングしている。 世界記録のトップ級もナイキがスポンサーでサポートする。 大迫選手が所属する「ナイキ・オレゴン・プロジェクト」がサポートチーム。 トレーニング計画、体調管理、専属コーチを付けて全面的に指導する。 シューズだけでなく、特性に合わせたトレーニングがキモのようだ。2019/07/18
anti_ager99
1
☆☆☆☆☆ ナイキのシューズが他とどう違って、どう凄くて、どういう風に走るのがよくて、どうマーケティングしてきて…とか、靴のことを知りたかったんだけど、書いてあるのは「ランナーたちが速くなったんですよ」」っていう実績紹介やトレーニング方法の紹介ばっかりだった。それはそれでいいかもしれないけど、求めるものがなかったので期待外れ。 ネットで買うのは便利だけど、通しで試し読みできないのがデメリットね。2021/01/11