出版社内容情報
ありのアントニオくんが大きな黒砂糖を運ぶのに困っていると、りすのリリーが助けてくれて…。折句を用いたことばあそび絵本。ありのアントニオくんが食べ物をさがして歩いていると、大きな黒ざとうのかたまりを見つけました。でも、重くて運べません。そこへ、りすのリリーちゃんがあらわれて……?
物語をよく読むと…? つぎつぎと登場する動物たちの名前が「折句」になっています。ことばが物語の中でかくれんぼしているのです。
ことばあそびも楽しめる、石津ちひろ×高畠純によるお話絵本。
石津 ちひろ[イシヅチヒロ]
著・文・その他
高畠 純[タカバタケジュン]
イラスト
内容説明
ことばのリレーがたのしい、折り句絵本の決定版!
著者等紹介
石津ちひろ[イシズチヒロ]
1953年、愛媛県に生まれる。フランス滞在を経て、絵本作家・詩人・翻訳家として活躍している。絵本に『あしたうちにねこがくるの』(日本絵本賞)、詩集に『あしたのあたしはあたらしいあたし』(三越左千夫少年詩賞)など多数
高畠純[タカバタケジュン]
1948年、名古屋市に生まれる。作品に『だれのじてんしゃ』(ボローニャ国際児童図書館展グラフィック賞)『オー・スッパ』(日本絵本賞)『ふたりのナマケモノ』(講談社出版文化賞絵本賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
26
新着棚で。石津さんのことばあそび絵本。「ことばのかくれんぼ」って、どういうことかと思ったら、折句だった。つまり、ページの最初の文字をつなげると、言葉になるということ。さらに、おはなしも、親切のリレーのようにつながっていて、最後にはつなげた言葉で〆る。工夫されている。でも、そんなことはおいておいて、高畠純さんの絵を楽しみながら読むのもいい♪2019/08/28
たーちゃん
20
感謝が広がっていくというのは素晴らしいことですね。『ありがとう』は言う方も言われる方も気持ちの良い言葉です。2021/10/30
ヒラP@ehon.gohon
19
ありのアントニオくん、りすのリリーちゃん、がちょうのガレットさん、とかげのトッティくん、うしのウララさんと、不思議な組合せとその名前が印象的です。 順番に足助合うお話の流れが面白いのですが、ことば遊びの意味がわかったのは、最後の最後でした。 答えを先に行った方が楽しめるかもしれないような気もするのですが、登場する動物たちがみんな幸せな楽しいお話です。 読み聞かせでは、ことば遊びの部分が出しづらいように思えるのが残念です。2019/03/13
mntmt
16
ありの名前がアントニオと言うセンスの良さ。2019/02/07
みつばちい
15
アクロスティックをオチに取り入れた楽しい絵本。さすが言葉遊びの達人石津さんです。2019/03/25