出版社内容情報
「柔道の生みの親」であり「近代体育の父」である嘉納治五郎。日本へのオリンピック招致にも奔走した治五郎の生涯を描きます。幕末から明治へと移り変わる時代に生まれた嘉納治五郎。成績は優秀だったものの、体が弱かった治五郎は、自らを武道によって鍛える事を思い立ちます。日本古来の武術である柔術を学んだ治五郎は、やがて柔術を新しい武道「柔道」として生まれ変わらせます。こうして治五郎の生み出した柔道は、やがて海を越えて広まっていく事になるのです。
いまや世界的なスポーツとなった「柔道」の生みの親であり、他方、教育者として明治の日本に「体育」根付かせた嘉納治五郎。その功績が認められ、日本初の国際オリンピック委員となった治五郎は、オリンピックの日本招致のため奔走します。
文明開化に沸く日本を舞台に、新旧の武道、教育と鍛錬、身体と精神の「融合」を目ざした嘉納治五郎の足跡を、漫画と記事で楽しく知ることができる一冊です。
かわの いちろう[カワノイチロウ]
イラスト
しずか かおる[シズカカオル]
企画・原案
加来 耕三[カクコウゾウ]
監修
内容説明
文明開化にわく明治のはじめ、新時代の武道「柔道」を生みだした青年・嘉納治五郎が歩んだのは、教育の道。体と心をともにきたえるという治五郎の理想は、やがて東京オリンピック実現という夢へつながっていきます。
目次
第1章 柔術との出あい
第2章 講道館の「柔道」
第3章 力れば必ず達す
第4章 広まっていく教え
第5章 オリンピックへの道
ためになる学習資料室
著者等紹介
かわのいちろう[カワノイチロウ]
漫画家。大分県生まれ。『週刊少年サンデー超』(小学館)にてデビュー。時代劇作品を中心に活躍中
しずかかおる[シズカカオル]
小説家・評論家・漫画原作者。現在は滋慶学園グループ名誉教育顧問として、大阪デザイン&IT専門学校・東京コミュニケーションアート専門学校・名古屋デザイン&テクノロジー専門学校・福岡デザイン&テクノロジー専門学校・仙台コミュニケーションアート専門学校などで、マンガ科・コミックイラスト科・ライトノベル科の学生指導にあたっている
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年、大阪府大阪市生まれ。1981年、奈良大学文学部史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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