出版社内容情報
玲子が勤める病院に、プロ意識が高く技術もある女性療法士がやってきた。整っていたチームが乱れだし……。待望の続編。リハビリテーションは人生そのもの──
5年目に入り中堅看護師の立場になった玲子。チーム体制が整ってきた病院に、新しく、プロ意識が高く技術もある若い女性療法士が入職し、さまざまな摩擦が起こり始めた。良いチームとは何か? また、リハビリを強く希望する末期の患者に向き合い、悩む玲子たちは、また一歩前進する。
大反響の『ナースコール! こちら蓮田市リハビリテーション病院』続編!
装画 大庭賢哉
川上 途行[カワカミミチユキ]
著・文・その他
内容説明
5年目に入り中堅看護師の立場になった玲子。チーム体制が整ってきた病院に、プロ意識が高く技術もある若い女性療法士が入職し、さまざまな摩擦がおこり始めた。良いチームとは何か?悩む玲子たちは、また一歩前進する。現役医師が描くリハビリ病院ストーリー続編。
著者等紹介
川上途行[カワカミミチユキ]
1979年、東京生まれ。第1回ポプラズッコケ文学賞審査員賞を受賞し、受賞作『ぼくとあいつのトライアル』でデビュー。リハビリテーション科医師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニカ
11
前作よりは読みにくい感じがしたけど、現場のリアルな感じが伝わってくる。2023/01/13
サケ太
11
リハビリという戦いは終わらない。患者様の生活に、心にどれだけ寄り添えるか。新たな職員、去っていく者、変わる環境の中で、それぞれの奮闘。それぞれの理想と向き合わなければならない現実。どこまで良くできるのか、どうすれば良くできるのか、機能だけを良くすることが正解なのか、というのはこの仕事をやってる上で大事なこと。2018/09/29
♪りんまま♪
9
1作目から数年後のお話。主人公の玲子と、リハビリ病棟から内科病棟へ移っていった純平の成長が感じられて良かった。2019/04/16
鮭
7
前作から数年後が舞台。恋愛模様も少なからずあった前作と異なり、今作はかなり本格的な回復期リハビリテーションを考える内容となっている。 レベルの高い病院からやってきたセラピストのギャップや指導、その有益性等、実際に現場にいる作家でないと書けないであろう内容が多く、関係者には頷ける箇所が多い。 一般の方には前作よりはやや難しいかもしれない。2018/12/29
2Tone
6
リハビリ病院の第2弾。関西の病院から転職してきた、まひろ、仕事意識も高く、技術もある。そんなまひろからしたら、周りが、なんとなく甘く見える。玲子や医師の太一とも噛み合わないところもあるが、患者を中心に気持ちや、考えた方に共通点も出てくる。医療に携わるだけに、厳しくもあるが、充実感も羨ましい感じもあります。今後の成長もますます楽しみになって来ました。2019/05/18