出版社内容情報
ゆうなの家は和牛肥育の農家。ある冬の日生まれた子牛は目が見えません。牛のスティービーが「出荷」されるまでの2年半の物語。ゆうなの家は牛を飼っている農家です。ある冬の日生まれた子牛は目が見えません。スティービーと名付けられたその子牛はゆうなが世話をすることになりました。
ゆうなが名前を呼ぶと耳を傾け話を聞いてくれるスティービー。ゆうなはスティービーと共に成長していきます。やがて、2年半の歳月がたち、スティービーもりっぱな和牛に育ちました。「明日スティービーを出荷するよ」とお父さんがいいます。そのことばにゆうなは…。
──大切に育てられる牛たち、それはおいしく食べてもらうため。お父さん、お母さんの「たくさんの人たちの<食>を支えている誇り」を感じながら、主人公は成長していきます。
実際に農業に従事している堀米薫先生でなくては書けない、力強くやさしい物語です。
堀米 薫[ホリゴメカオル]
著・文・その他
丸山 ゆき[マルヤマユキ]
イラスト
内容説明
青い目をした子うしのスティービー。うれしいときも。かなしいときも、いつもはなしをきいてくれる。いつもわたしたちはいっしょ。いつも、そして、いつまでも。はる、なつ、あき、ふゆ、きせつはめぐり、いのちはつづく。
著者等紹介
堀米薫[ホリゴメカオル]
1958年、福島県生まれ。岩手大学大学院修了。日本児童文芸家協会会員。「季節風」「青おに童話の会」同人。『チョコレートと青い空』(そうえん社)で、第41回児童文芸新人賞を受賞、本作は第58回全国課題図書に指定される。『あきらめないことにしたの』(新日本出版社)で第2回児童ペン大賞受賞
丸山ゆき[マルヤマユキ]
東京都に生まれる。1991年にイラストレーターとして活動を開始し、手描きのあたたかみのある作品を数多く発表している。JACA準入選、「イラストレーション」誌(玄光社)第115回ザ・チョイス展入選。一般書の挿画、教科書、PR誌などのイラストで活躍する一方、個展やグループ展も積極的におこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
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