出版社内容情報
かつて和尚さんが悪い天狗を法力で木にしました。その術を留守番中の小僧さんが解いてしまったから、さあ大変!かつて和尚さんが悪い天狗を法力で木にしました。その術は、天狗をしばってあるひもをほどくと解けてしまいます。ある日、お寺の小僧さんがひとりで留守番をすることになりました。近所のこどもたちとこま遊びしていたところ、こままわしのひもが切れてしまいました。そうだ! と、小僧さんは天狗にかけられたひもをほどいてしまい……。
キャラクター化されたおばけではなく、おばけ本来の怖さとその物語を子どもたちに伝えたいシリーズの第四弾「てんぐ」。赤い顔に長い鼻…風貌はよく知られた天狗ですが、そのお話はどうでしょうか?
日本各地に残る物語を元に、児童文学作家としてはもちろん、ストーリーテラーとしてもおなじみ杉山亮氏が子どもたち向けに創作したお話。そのお話をクレヨン・クレパス画家の加藤休ミ氏が、圧倒的な迫力と鮮烈な色づかいで表現。
本シリーズは、「読み終わったときにほっと安心できる」こともポイントのシリーズです。「怖かったねー。でも、よかったねー」と、親子でハラハラ・ドキドキ幸せな読書体験をお届けいたします。
杉山 亮[スギヤマアキラ]
著・文・その他
加藤 休ミ[カトウヤスミ]
イラスト
内容説明
「これはわるいてんぐでな。わしがほうりきできにかえたのだ。けっして、そのひもをほどいてはいかんぞ。たいへんなことになるでな」おしょうさんのるすちゅうに、そのひもをほどいてしまったこぞうさん。そのばん、てあらいにおきだしたこぞうさんがろうかをあるいていると、ミシッミシッ…。
著者等紹介
杉山亮[スギヤマアキラ]
1954年、東京都生まれ。児童文学作家。ストーリーテラー。著書は「ミルキー杉山のあなたも名探偵」シリーズ(偕成社)、「こども講談」シリーズ(フレーベル館)、『空を飛んだポチ 杉山亮のものがたりライブ』(講談社・第56回産経児童出版文化賞“ニッポン放送賞”)など多数。ストーリーテラーとして、全国各地で「ものがたりライブ」を開くなど精力的に活動している
加藤休ミ[カトウヤスミ]
1976年、北海道釧路市生まれ。画家、絵本作家。クレヨンとクレパスを用いた迫力のある独創的な創作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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