ポプラ社ノンフィクション<br> しあわせの牛乳

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ポプラ社ノンフィクション
しあわせの牛乳

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591158135
  • NDC分類 K645
  • Cコード C8095

出版社内容情報

日本では数少ない「山地酪農」を実践する中洞正さんの生き様に迫るノンフィクション。人と自然との共生について考えます。岩手県の「なかほら牧場」。ここでは、一年を通して山に牛を放牧しています。搾乳用の牛舎はありますが、牛たちは一年をとおして山で生活しています。だから、糞尿処理は自然まかせ。糞を肥料にして育った無農薬・無肥料の野シバを食べ、自然に交配・分娩し、山林と共生しています。ビタミン剤やミネラル剤、ホルモン剤なども一切使用しません。そして人間は、子牛の飲み残しを搾乳し、それを牧場内の施設で加工して牛の母乳を分けてもらうだけ。このような方法で行う酪農を、「山地(やまち)酪農」といいます。
「なかほら牧場」で山地酪農を営む中洞正さんは、「このやりかたなら自然の循環のなかで、たとえ1000年先であっても持続していくことができる」と言います。豊かな自然のなかで牛はのびのびと健康に育ち、人はおいしい牛乳を少しだけいただく。――本書は、中洞さんが山地酪農を完成させるまでを追いかけたノンフィクション読み物です。自然と人間がともにすこやかに生きていくすべを考えるきっかけになる一冊。

佐藤 慧[サトウケイ]
著・文・その他

安田 菜津紀[ヤスダ ナツキ]
写真

内容説明

岩手県岩泉町にある「なかほら牧場」。一年を通して牛が山で放牧されている日本でもめずらしい牧場です。牛たちは自然の草を食べ、山でうんちをし、そのうんちを栄養にして草が育つ。牛と山と人がともに生きる環境があります。牧場長の中洞正さんは、なぜ、こんな牧場をつくったのでしょうか。アニマルウェルフェア(動物福祉)認証農場国内第一号!山で牛を育てる牧場・なかほら牧場ができるまでの物語。

目次

第1章 おれは牛飼いになる!(牛飼いはあこがれの仕事;「山上げ」の記憶 ほか)
第2章 山地酪農(機械のような牛たち;本当にやりたい酪農 ほか)
第3章 理想の酪農(ジャングル牧場;山でのサバイバル生活 ほか)
第4章 しあわせの牛乳(乳脂肪分3・5%の壁;自分の牛乳を信じる ほか)

著者等紹介

佐藤慧[サトウケイ]
フォトジャーナリスト。1982年岩手県生まれ。2007年にアメリカのNGOに渡り研修を受け、その後南部アフリカ、中米などで地域開発の任務につく。中東、アフリカ、東ティモールなどで紛争や差別の取材を続けている

安田菜津紀[ヤスダナツキ]
フォトジャーナリスト。カンボジアを中心に、東南アジア、中東、アフリカで貧困や災害などの取材を続ける。2012年、名取洋之助写真賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

79
児童書。子どもの頃から酪農家を目指し、山地酪農の第一人者となった中洞さんの牧場を紹介する。効率重視の現代酪農に背を向け、幾多の困難を乗り越えた半生記は尊敬に値するし、なかほら牧場の牛乳は本当においしそうだ。けれど、給食で大手メーカーの牛乳を飲んでいる子どもたちに「その牛乳は良くない」と言っているようで、本書を勧めるのは抵抗を感じる。気を回し過ぎかな。2019/11/07

とよぽん

61
佐藤慧さんの文、安田菜津紀さんの写真。フォトジャーナリストのお二人による、山地酪農家 中洞 正さんの不撓不屈の生き方が素晴らしい。「アニマルウェルフェア5つの自由」をこの本で知った。家畜を飼う人間の幸せにもかかわることだ。牧場の草を好きな時に好きなだけ食べ、自由に歩いたり遊んだりしている牛のしあわせ・・・。健康な牛の牛乳・・・。毎日のように卵を食べている、今の養鶏場の現状も、鶏には窮屈な環境なのだろうと思う。2021/02/21

くぅ

35
読友さんが読んでいるのを見て借りてみました。表紙のジャージー牛が可愛くて。日本で他の人と違うことをするのはすごく難しいなぁと読みながら改めて感じた。木村さんの奇跡のリンゴの牛乳版といったところ。牛乳ってどうやってできるの?牛のおっぱいをもらってるんだよ!というところまでは考えてもその方法まで消費者はなかなか考えていない。説明されるとフォアグラの作り方に通じる部分もあり確かに人間の恐ろしさを感じる。無農薬の野菜と同じ発想、また牛にも優しい中洞さんの考え方は素敵。→2019/11/16

秋 眉雄

18
『近所の人たちは、東京の大学を卒業して帰ってきた中洞さんが、毎日大量の草を刈ってばかりいる姿を見て、「きっと、あの家の息子は頭がおかしいんだ」とうわさしました。』あるテレビ番組で見たサヘル・ローズさんの部屋の本棚に並んでいた本の中で、書名が確認できた数冊のうちの一冊。写真は安田菜津紀さんです。2021/01/18

Mie Tange

17
子供への読み聞かせで読了。 牛乳というより酪農の話がメインですが、 なんとなく聞いたコトはあるけど 詳しくは知らなかったコトもあり 読んでて結構楽しかった(^皿^) 聞いてた当の本人(小1)は写真や絵を見ながら 「牛さん楽しそうー」とか「中洞さん大変そうー」と、 わかってるんだか…わかってないんだか(笑)2022/07/08

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