ポプラ新書<br> 今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。―貧困の連鎖を断ち切る「教育とお金」の話

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ポプラ新書
今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。―貧困の連鎖を断ち切る「教育とお金」の話

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  • サイズ 新書判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591158029
  • NDC分類 373.4
  • Cコード C0237

出版社内容情報

奨学金はサラ金より悪質か?奨学金のみで東大・ハーバードに通った著者が問題の本質を分析し、改革のための9つの提言を行う。奨学金はサラ金より本当に悪質か? 
奨学金以外の選択肢はないのか?
教育格差は本当になくせないのか? 

叩くだけでは解決しない、教育格差の突破口を示す!

◆本書の内容
奨学金を借りる大学生の割合は5割を超え、延滞者も約20万人と増え続ける一方だ。他方、メディアでは「奨学金タタキ」の言説が目立つ。また2018年からはいよいよ給付型奨学金もはじまるが、その欠点は各所で指摘されている通りだ。

しかし、奨学金制度を叩くだけで教育格差の問題が解決するなら誰も苦労はしない。今必要なのは、奨学金を含めた「教育とお金」にまつわるあらゆる問題の構造を冷静に分析し、建設的な議論を行うことだろう。

本書は、小学校から高校まで地方の公立学校に通い、親が家にいない収入ゼロの超貧乏生活のなか、奨学金のみで飢えを凌ぎ、独学で東京大学に合格。卒業後、各種の奨学金を受けてハーバード教育大学院で国際教育政策を研究した著者が、問題の本質をあぶり出し、改善のための前向きな提言を行う1冊である。

◆教育格差をなくす9つの提言
〈提言1〉外国人留学生奨学金の出身国枠の偏りをなくし大学授業料減免を拡大
〈提言2〉奨学金返済を所得控除に計算できる「奨学金減税」の実現を
〈提言3〉企業、財団、大学はもっと給付型奨学金を創ろう
〈提言4〉働きながら学べるオンライン・夜間主コースの拡充を
〈提言5〉地域で安価に学べるコミュニティ・カレッジの創設
〈提言6〉ふるさと納税による大学への寄付制度を
〈提言7〉大学生が選挙に行くことが高等教育政策充実につながる
〈提言8〉個人が個人を支援する21世紀型「あしながおじさん」
〈提言9〉予備校の必要のない社会が教育格差をなくす

◆目次
プロローグ 親の年収ゼロだけど奨学金で東大・ハーバードに行けた
第1章 検証「奨学金地獄」――なぜ奨学金は社会問題になったのか
第2章 貧乏でも東大に行けるのか?――日本の「教育とお金」
第3章 海外の教育事情と奨学金制度
第4章 教育格差をなくすための9つの提言
あとがき――「希望という光」を次の世代に

本山 勝寛[モトヤマカツヒロ]
著・文・その他

内容説明

奨学金を借りる大学生の割合は5割を超え、延滞者も約20万人と増え続けている。一方、メディアでは「奨学金タタキ」の言説が目立つ。いよいよ給付型奨学金もはじまるが、その欠点は各所で指摘されている通りだ。しかし、叩くだけでは何も解決しない。本書は、奨学金のみで東大に合格、ハーバードに通った教育専門家が問題の本質を分析し、現実的な改善策を提言する1冊でもある。

目次

第1章 検証「奨学金地獄」―なぜ奨学金は社会問題になったのか(「奨学金タタキ」が急浮上;奨学金ってなに? ほか)
第2章 貧乏でも東大に行けるのか?―日本の「教育とお金」(「東大生の親は金持ち」?;東大生の8人に1人は低所得家庭出身 ほか)
第3章 海外の教育事情と奨学金制度(「貧乏人」ほどハーバードを目指せ!?;必要に応じた授業料―ニードベース奨学金 ほか)
第4章 教育格差をなくすための9つの提言(教育格差をなくすために政府ができること;教育格差をなくすために大学・企業ができること ほか)

著者等紹介

本山勝寛[モトヤマカツヒロ]
学びのエバンジェリスト。作家。ブロガー。日本財団パラリンピックサポートセンター推進戦略部・広報部ディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コウメ

52
奨学金批判の本は結構読んだけど。擁護派の本は始めて、序章は奨学金の第1種奨学金と第2種奨学金の説明。利率の誤解や制度の細かな説明。延滞者にたいする対応など書かれていた。一時期は奨学金を利用して進学することを考えたが周りの大学生から聴くと千万円かかるときいて現代の就職率(非正規、正社員)など調べて、違う進学先に考えたのは果たしてあっていたのか否か。と個人的な意見。後半は海外の奨学金制度や留学生の奨学金制度!日本の学生より制度がよかった。( ; ᯅ ; `)2019/09/22

きいち

35
先日来、進学することになった長男が奨学金を利用することになって手続きを進めている。有利子なんだからローンと変わらんよね…と思って書類を見て、その低さに正直思わず二度見した。これはすごい。そこで読んでみたこの本、奨学金制度を今の社会に本当に必要なインフラの一つだと真正面からとりあげている。何より著者自身が、貧窮のところから奨学金を利用して身をたてた人物。だから、制度を肯定するだけでなく、よりよきものへしていこうという思いはハンパない。政府や企業、そして我々個人への提言、納得度高い。返済、確かに控除すべきだ。2018/06/10

羽衣 空

33
日本に留学している外国人に、とても手厚い制度があることを知らず驚いた。正直、外国人よりも、日本人にもっと目を向けて貰いたいと思う。意外と、奨学金制度を知らずに進学を諦めている人って多いのでは?学生にとっても、社会にとっても、より良い方向に発展して行って貰いたい。2019/06/13

kitten

16
図書館本。大卒の生涯賃金は高いので、奨学金使ってでも大学行く方がよいけど、それは期待値であって、リスクがあることに変わりはない。結局、大学で何を学んでそれを仕事につなげられるか、なんだが。その辺は別の話。授業料減免の範囲がかなり広いのは、もっと知られるべき。しかし、世帯年収の格差はやはり大きいと思う。貧困からの脱出は不可能ではないが、富裕層は圧倒的に生きやすいよね。2021/08/31

ゆにこ

14
私も夫も無利子の奨学金を借りていたし、授業料免除で通う子も結構いた。勉強さえ頑張れば何とか道は開ける。二次面接で落ちちゃったけどヨーカドーの給付型奨学金は本当に良いシステムでUFJ銀行なども給付型奨学金をやってくれている。こういう情報が貧困家庭まで届いて、勉強を諦める事がないようにと願います。2019/02/28

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