出版社内容情報
東京の下町にある鍵屋「岩崎フーディーニ商会」の従業員・圭介は「世の中に開かない錠はない」がモットー。ある日、事務所に全身東京の下町にある鍵屋「岩崎フーディーニ商会」の従業員・圭介は「世の中に開かない錠はない」がモットー。ある日、事務所に全身黒ずくめの男がやってきて、拉致同然に圭介は車に押し込まれてしまう。つれてこられたのは、どこからどうみても「ヤクザ」の事務所で…。
本田 久作[ホンダキュウサク]
著・文・その他
内容説明
東京の下町にある鍵屋「岩谷フーディーニ商会」の従業員・圭介は「世の中に開かない錠はない」がモットー。ある日、事務所に全身黒ずくめの男がやってきて、拉致同然に圭介は車に押し込まれてしまう。つれてこられたのは、どこからどうみても「ヤクザ」の事務所で…。
著者等紹介
本田久作[ホンダキュウサク]
落語作家。1960年、大阪府生まれ。ライターを続けるかたわらで演芸台本の執筆に精力を傾け、02年に書いた「仏の遊び」が国立演芸場台本募集の佳作を受賞。主な演芸台本の受賞作に「玉手箱」(国立演芸場台本募集優秀作)、「儂の葬式」「按摩の夢」「幽霊蕎麦」(いずれも落語協会優秀賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
11
鍵屋の従業員が主人公です。複雑な人間関係を持っているようで鍵屋の社長は女子高校生です。主人公がかなり屈折したキャラなのでイライラしますがストーリー展開はよいです。2019/12/31
2Tone
5
鍵屋の従業員、圭介とその家族の物語。と言ってもやや複雑な家族で、17歳の娘レミと9歳の長男空とのくらし。鍵屋だけに、様々な理由で開かなくなった錠を開けるが、そのお客も理由ありげで、結構人情味溢れて面白かった。続編もあると思うが、詩子さんとの関係が、見えないだけに今後の展開、及び、レミ、空ともうちょっと上手くやっていけるのか、期待してます。2019/06/12
夜盗エメラルド
5
背表紙と帯で誤植してるの何とかしようぜポプラさん? ギャグのテンポがいい。毎回トイレを占領されたり「〇〇を我慢できるのもあと六十秒が限界だった」が好き。 話の組立てが落語的だと思ってたら、作者プロフィールに落語作家とあり納得。一話完結形式で、メインストーリーと思しき物は引っ張った割にまったく進展しないが、まぁいいや。しかし山根さん以外ロクな依頼者がいないのが悲しい。 あと義娘のレミが可愛い。艦これで言うと某イタリア駆逐艦のイメージ。 ただ、前半の展開が下品なのは好きになれない。どんだけ溜まってるんだ作者。2018/07/28
こくぼん
5
鍵屋としてのプライドと、家族のお話。やや回りくどい表現が多かった。2018/04/20
てん
4
☆☆鍵屋さんの仕事って大変だなと思った。話は面白かったけど、人間関係の設定があまり把握できなくて、やや戸惑いながら読了。2020/08/14