内容説明
夫が突然仕事を辞め、北大阪の義実家へ引っ越した珠希。そこには超マイペースでくせ者の姑、夫と前妻の間のヤンキー娘、その彼氏で気弱なバンドマンとの珍妙な同居生活が待っていた。おまけに謎の家財道具が家から溢れんばかり。平穏に暮らしたい珠希は整理に乗り出すが―。
著者等紹介
牧村泉[マキムライズミ]
1960年滋賀県生まれ。女性。関西大学社会学部卒業。広告制作会社勤務を経てコピーライターとして独立したのち、2002年第3回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nyanlay
6
皆さん思ってたことは同じよう。だってここ数年断捨離流行ってるし。内容も何だかなぁと言う感じ。主人公は思うことはたくさんあるのに歯噛みばかり。自分から問題を解決しようと言う気概が見えなくて、人のせいにしてばかり。長い割には読み応えがほとんどなくて残念。2020/07/24
akiko
6
色々な出来事が起こるのですが、盛り上がらないというか、今ひとつ面白みなかったかな。2018/07/15
2Tone
5
表紙とタイトルで、想像していた内容とは違ってました。ゴミ屋敷というか、ガラクタばかりの家に住むことになる主人公の珠希の奮闘記というほどでもなかった。どちらかと言えば、複雑な家族の修復までの物語でしょうか?割と普通な感じに、仕上がってます。2018/01/14
夜盗エメラルド
4
一番片付かないのは人間関係、と言うべきか。渡鬼と同じベクトルで面倒くさい。よくコンビニで少女漫画の隣に並んでる主婦向けストレス発散用漫画みたいな感じ。描写が細かく、主人公珠希の思考もきちんと筋道があってリアルなのは良好点。 珠希と同じような境遇で人間関係に疲れている人の好みに突き刺さると思うが、多分それ以外の人は全く面白くない話。自分は後者。 主人公含めて全登場人物が面倒くさい性格。正直読んでてストレスが溜まる。 段落も分けずにいきなり過去の話を混ぜ込んでくる場面転換が分かりづらいのもあって読み疲れする。2018/11/27
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4
物のあふれるダンナの実家に入った辺りまではタイトル通りの進行でしたが、その後はトランクルームもほったらかしでストーリーの方が嫁姑・浮気・座敷童・ワーキングマザーととっ散らかって行きました。最後はそれなりに収まりがついてめでたしめでたし。2017/09/18