• ポイントキャンペーン

緑の校庭

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 168p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591154670
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『巴里に死す』で知られる芹澤光治良が娘のために書き下ろした昭和初期の少女小説を完全復刻。蕗谷虹児のカバー絵も必見!大ベストセラー『巴里に死す』で知られ、日本ペンクラブ会長、文芸家協会理事、ノーベル文学賞推薦委員、日本芸術院会員など数々の役職を歴任、日本文学界に多大な貢献を果たした作家・芹澤光治良。生誕120周年を迎えた昨年から、故郷である沼津市の芹澤光治良記念館では多くの企画展が開催されています。これを機に昭和23年にポプラ社より刊行された同タイトルの短編集を、装丁もそのまま完全復刻! 芹澤が4人の娘たちのために書き下ろした少女小説6編が収録されています。カバーを飾るのは、挿絵画家として一世を風靡した蕗谷虹児が、当時、本書のために描き下ろしたもの。昭和初期の少女小説の世界がたっぷり堪能できる1冊です!
【収録作品】
?の校庭/月光の曲/虹の國/?の風/水仙/櫻咲く蔭に
※芹澤光治良研究者・野乃宮紀子氏による作品解説、略年譜も収録
【著者プロフィール】
1896年、静岡県駿東郡楊原村(現在の沼津市)に生まれる。東京帝国大学卒業後、農商務省に入省。1927年、ソルボンヌ大学留学中に肺結核が発見され、療養生活を送る。1930年、療養中の体験に基づいた作品『ブルジョア』が改造社懸賞小説の一等に当選し、作家デビュー。1953年、『巴里に死す』(1943年刊行)が森有正によって仏語訳され、ヨーロッパで高い評価を受ける。1969年、『人間の運命』で日本芸術院賞受賞。1974年、日仏文化交流の功労者としてフランス文化省より芸術文化勲章・コマンドール賞を贈られる。日本ペンクラブ会長、文芸家協会理事、ノーベル文学賞推薦委員、日本芸術院会員などを歴任。1993年没、享年96歳。静岡県沼津市名誉市民。

芹澤 光治良[セリザワコウジロウ]

内容説明

生誕120周年記念、今よみがえる、珠玉の少女小説!完全復刻版。少女小説を中心とした芹澤光治良略年譜つき。

著者等紹介

芹澤光治良[セリザワコウジロウ]
1896年、静岡県駿東郡楊原村(現在の沼津市)に生まれる。東京帝国大学卒業後、農商務省に入省。1927年、ソルボンヌ大学留学中に肺結核が発見され、療養生活を送る。1930年、療養中の体験に基づいた作品『ブルジョア』が改造社懸賞小説の一等に当選し、作家デビュー。1953年、『巴里に死す』(1943年刊行)が森有正によって仏語訳され、ヨーロッパで高い評価を受ける。1969年、『人間の運命』で日本芸術院賞受賞。1974年、日仏文化交流の功労者としてフランス文化省より芸術文化勲章・コマンドール賞を贈られる。1993年没、享年96歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

沢山の知恵と勇気をくれた本に感謝を

1
戦中戦後の清き少女達の小説。日本語がキレイ。美智子様の少女時代ってこんな感じだったんじゃないかしら?と思う。 日本が、今とは違って変な気を使わなくていい時代。 現代って妙に全てのタイプの気に障らない様に気を張らなくちゃいけなくて、特にwebが発達して炎上とか簡単にするから、刺されない為にみんな必死。「既に頑張って疲れてる人に頑張れって言っちゃいけない」とか「同情は失礼」とか。 この時代の方が「お可哀想」とかサラッと言って楽。朝鮮人とかも出てきて、変に捻ってなくて、グローバルで公平な価値観。2023/07/19

ヂュウウウ

1
素敵な表紙。 旧仮名遣いというのがまたたまらない。2017/12/24

ノーウェル

1
沼津観光の土産に買った本だけど、思ってた以上によかった。戦時中~戦後の様子を色濃く描いているということはもちろん、その状況下で強く生きようとする少女たちが、とても印象的だった。その中で、「虹の國」だけ異質で、主人公含め主要人物が少年であるわけだけど、少年らしさ...初対面での不器用さ、キッカケさえあれば仲良くなれてしまう、そして本当に遠くに行ってしまった友達を想う気持ち。それらがよくよく伝わってきた。「虹の國」が一番好きだけど、どれも確かに心に残るなにかがある。2020/01/31

チタカアオイ

0
【図書館】2022/01/30

きゃべつ

0
戦後すぐ出版された本を再版とのこと。戦中戦後の描写が色濃く、時代を感じられる。こういった昔の本が読める贅沢よ。作者は4人の娘に向けて書いた少女小説と解説を読み、なるほど、模範的な少女たちが多いのはその為か。清らかではにかみやで、友情深く、優しい若人たちの語らいは、何だか読んでいると気持ちが澄んでいくようです。挿絵を書かれた辰巳まさ江さんの著作権継承者が不明との記述も、何だか時代を感じて、ぞくぞくします。2020/07/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11635396
  • ご注意事項

最近チェックした商品