出版社内容情報
小瀬木 麻美[コセキアサミ]
内容説明
中学時代の苦い経験から、もう二度とチーム競技はやらないと心に誓っていた端野凛。しかし高校入学後、つい本気で臨んだ体力測定で、ハンドボール投げの女子学校記録を叩き出してしまう。その噂を聞きつけたハンドボール部顧問・成瀬はなんとか凛をチームに引き入れようと画策、成瀬の思惑どおり、凛はハンドボールを始めることになる。ハンドボールに魅せられチームメイトたちと奮闘しながら成長する高校生たちの姿を鮮やかに描いた青春スポーツ小説。
著者等紹介
小瀬木麻美[コセキアサミ]
京都府出身。現役書店員。『何度でも君に温かいココアを』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
52
楽しめたが、くどく感じる長さが仇かも。2018/06/25
よっち
38
中学時代バスケ部での苦い経験から、もう二度とチーム競技はやらないと心に誓っていた端野凛。つい本気で臨んだ体力測定の記録からハンドボール部顧問成瀬にスカウトされる青春スポーツ小説。典型的なストイックアスリートの凛と凄まじいポテンシャルを持ちながら運動素人の智里。どんなにやられても凹まない絶望しない凛には苦笑いでしたが、好対照な二人を軸として、勝つために自らを追い込んでゆくハンドボール部のメンバーたちそれぞれの想いや葛藤も熱くて、スポーツ小説としてなかなか読み応えがありました。続編あるなら是非読みたいですね。2017/05/29
信兵衛
24
「ラブオールプレー」の興奮を彷彿させてくれる面白さです。 2017/05/20
緋莢
21
図書館本。中学時代、バスケ部で周りが自分と同じレベルではなく、やる気も感じられない事に失望し、高校ではチーム競技はやらないと誓った端野凛が、ハンドボール部に勧誘され、足は速いが、それ以外はイマイチの同級生・村上智里の存在や、ハンドボールに魅せられていくようになります。題材は面白いと思いますし、キャラクターも良かったのですが、盛り上がりに欠けたかな~というのがあり、そこは残念でした。山場となる長めの試合描写が欲しかったです。2018/01/10
伶夜
12
絶望ってさあ、自分のことが誰より一番嫌いになった時に感じるんだよ。(本文より)2018/05/05