出版社内容情報
キーラ・キャス[キーラキャス]
服部 理佳[ハットリリカ]
内容説明
全国の少女からプリンセスを選ぶ「セレクション」。アメリカは階級制の撤廃を訴え国民の支持を得るが、宮殿内は敵だらけ。反乱勢力を鎮圧すべく、アスペンの手引きで王子と敵の本拠地に乗り込むが、待っていたのは、最愛の人物との悲しい別れだった。彼らの恋と国の行く末は―?感動の完結篇!
著者等紹介
キャス,キーラ[キャス,キーラ] [Cass,Kiera]
1981年、アメリカ合衆国・サウスカロライナ州生まれ。2012年に刊行した「The Selection」でニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーランキングで一位を獲得。全米で350万部の大ヒットとなり、一躍人気作家に
服部理佳[ハットリリカ]
早稲田大学法学部卒業。翻訳家・田村義進に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ありす
33
三部作の三作目。総頁数1000頁越えですが、とても読みやすくあっという間に読めました。読む前はプリンセスを決める女の戦いと王子との恋の話だと思っていましたが、それはもちろん、"国"が抱える問題(階級制度、反乱軍等)にどう対応していくかといった面が予想外でそこに読みごたえがありました。ラストは急な展開でちょっと呆気に取られる点もありましたが、マクソン、アスペン、ライバル、家族、ポラリス、それぞれとの関係、絆に納得のいく終わりで良かったです。『おとぎ話なんかじゃない、この国を―世界をつくっていくんだから』2019/05/05
ぐっち
20
何時の間にこんなに好きになってたんだっけ?と若干戸惑いつつ読んでたものの、最後の2通の手紙が愛に溢れていて良かった。2016/12/08
tona
11
最終巻にしてハリポタ並に人が死んで行く。アメリカは勇敢な割に恋愛に関してはかなり優柔不断ですが、マクソンもアスペンもボロボロに傷ついて一人になることを巧みに回避しようとしているので、その辺はおあいこかと。個人的には三角関係とセレクションの結末より国家転覆の陰謀と反勢力陣営のプロットの方がより面白かったです。国王が「アメリカ」を手に入れるという結末はすごい示唆的な話。続編にアメリカの子どもの話もあるようで。翻訳出るのかな?2017/01/12
aU
7
アメリカがこれでもかってほど優柔不断を続けるので、最後までハラハラしっぱなし。いなくなってしまった人たちを思うと辛いですがアメリカはきっと前を向いてすすんでいくんだろうなと思える清々しい締めでした。2017/01/15
アデル
2
面白かった。セレステのキャラがここにきて好感度をあげてきた笑。こういうキャラは大好きだ。父親の正体はなんとなく予想がついたけど、ポラリスとして娘を守って死ぬとかあってもよかったのにな。アスペンとの関係をここまで引き延ばしたのもこういう終わり方にしたかったからなんですね。それにしても延ばしすぎだと思うが。個人的な好みとしてはアスペンだけど、最後の最後でマクソンの魅力を感じられたのが良かった。それにしても反乱勢力にこれだけ攻めれてて、よく城の人口が減らないな。全滅しててもおかしくない笑2017/09/06