内容説明
融け出す永久凍土、10%も残されていない原生林、溺れ死ぬ10万頭の赤ちゃんアザラシ、レジ袋を食べるアジアゾウ…世界遺産の現状、再生の現場も含む、5大陸120ヵ所のレポートから考える。
目次
第1章 地球の陸
第2章 地球の海
第3章 南極
第4章 北極
第5章 アフリカ大陸
第6章 オセアニア
第7章 アメリカ大陸
第8章 ユーラシア大陸
第9章 日本
第10章 世界遺産
終章 再生の現場
著者等紹介
藤原幸一[フジワラコウイチ]
生物ジャーナリスト、写真家、作家。秋田県生まれ。日本とオーストラリアの大学・大学院で生物学を学ぶ。ネイチャーズ・プラネット代表。ガラパゴス自然保護基金(GCFJ)代表、学習院女子大学で特別総合科目「環境問題」講師。大学や専門学校、企業、NGO等で講演も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
71
オゾンホール破壊で皮膚がんになったペンギン。今や観光地化した南極はゴミだらけ!更に工場からの排煙も押し寄せているらしい。草と一緒にプラスチックを食べてしまう象。すぐに駆除したがる人間。地獄谷にお猿さん、そして野生のチーターさえも害獣指定!!!いや、世界最悪の害獣は人間だからね😡😡😡2024/01/16
たまきら
30
写真が素晴らしい。文章はもうひとひねり欲しかったなあ。オタマがペンギンの病気の写真や、ゴミの間を歩いている写真に感じるところがあった模様です。…しかし温暖化が叫ばれて久しいですが、この暑さの中膝の上でゴロゴロ言っているこの猫はなんなんでしょうねえ。猫族は今後予想される気温の変化にも耐えて、長く繁栄しそうです。2017/07/24
魚京童!
20
無秩序(自然)から秩序(ヒト)が生まれたとき無秩序は無秩序でいられない。でも所詮秩序なんて考えられる範囲に留まっている。限界がある。それが問題だと思う。秩序ってシンプルだし、無駄がない。だから悩むのだろう。なぜ生きているのか。そのままで良いと思えないから。2017/05/25
ヒラP@ehon.gohon
19
自分たちが地球に対して何をしてきたのか、地球上の様々な生き物が環境破壊の犠牲者となっていることを、克明に訴えている図鑑です。 日ごろ自然界の生き物としてしか考えてこなかった生き物の悲惨な姿が次々と紹介されていて、途中から気が重くなってしまいました。 でも、未来を作るのも自分たちなのだと思えば、目を背けてはいけないと感じました。2023/04/22
BAR PLAYLIFE
18
今当たり前のように便利で何不自由のない生活をしていることに怖さを感じさせられた本だった。環境破壊によって今は人間に危害が及んでいないから、破壊に対する意識が低いのでは、と感じた。環境破壊を最小限に食い止めるようにせねば、最終的にはわれわれ人間がいつか苦しい思いをすることになることを世界中の人間が理解しなければならない。自分も人間の一人として、何かできることを考えなければならない。2017/03/16
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