出版社内容情報
あさの あつこ[アサノアツコ]
内容説明
悪夢の初舞台から、すっかり漫才コンビ『ロミジュリ』として人気を得てしまった歩と秋本。歩が初めて本気で恋した美少女・メグは、信じられないことに幼馴染の秋本に本気で惚れていて、その秋本は自分に夢中だと言うから、歩の苦悩は尽きない。そんなある日、病院の廊下で肩を落としたメグが「そんなん、いやや…信じられへん」、そう呟くのを耳にした歩。自分にできることはなんだろう。ほんのささやかでも、メグの支えになりたい。宿命的な片想いと友情が、少年を変えてゆく。心ふるえる試練の第二幕!
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
25
気負うのが中学生、恋するのが中学生、笑っていてほしいのが中学生。何か若干幼いけれど、一生懸命前進する姿がすごく好き。男の子の友情って良いな。2016/09/09
ベータン
9
切ない恋愛メインの話。この本を読んでると中学時代に戻っている感覚になる。歩偉いよ!俺の中学時代、言いたくても言えなかったもん!あゆむ〜2016/08/30
おひさまリボン
8
友情と恋の間で悩みながらも成長していく歩。少しずつ思ったことを素直に言葉に出せるようになっていくと同時に、自分の発してしまった言葉に後悔の感情も持ったり。続きへ。2021/08/03
花桃
5
面白いです。小説の中にグイグイ引き込まれます。大人になれない… でもそれほど子供でもない… 中学生ってそんな感じでした。 ロミジュリコンビは、益々息が合ってきて面白いです。次も楽しみです。2016/09/22
朱
1
年齢・性別問わず、誰かを一途に想う心というのは素敵なものですね。相変わらず漫才コンビ2人の掛け合いが面白い。残すは完結編。読み終わってしまうのが寂しいです。2016/08/18