出版社内容情報
あさの あつこ[アサノアツコ]
内容説明
中学2年の秋、やたらと暑い放課後だった。転校生の歩は、サッカー部の次期キャプテンと噂されるクラスメートの秋本に突然呼び出され、思ってもみない誘いを受ける。すっかり秋本のペースに飲まれているうち、二人で文化祭の舞台で『漫才ロミオとジュリエット』を披露するハメに!?おもろいやつが一番や。“いろいろ”抱えて生きてるみんな、笑わせてやろうぜ―。対照的なコンビがユーモアたっぷりに織りなす永遠の青春ストーリー、新装完全版!
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
22
懐かしいシリーズが新装版で登場。笑いが悪乗り寸前なんだけど、男の子同士の友情も何か妙な雰囲気なんだけど、それを差し引いても面白かった。アホな感じが中学生らしくて楽しい。2016/09/09
ベータン
10
昔リアルタイムで読んでて、大好きだった小説。新装版ということで買ってしまった。本作は通常文庫版の2巻を収録。読んだの相当昔だったけど、すぐに読んでて思い出した。何よりこの作品は会話のテンポがすごくいい。そしてキャラクターの表情がすぐに脳裏にうかんでくる。軽めな作品だけど、何回読んでも飽きない作品。2016/08/18
おひさまリボン
8
中学生の友情が眩しい。友達がくれる言葉が心に響く年頃。ほんわかしました。続きへ2021/08/03
まぁ
5
ちょっとこう、スレスレ感を感じなくもないですが、おもしろかったです。楽しいことが一番で笑わせられるやつが一番だって断言出来るのはすごく強いしかっこいいことだなぁと思うと同時に、誰かを傷つけたりするよりは笑わせて、笑って生きていければという考えは尊いです。私もかく生きたいものです。とか少し難しいことも考えましたが、基本的に中学生たちのやりとりがすごくツボ。もうコンビは公認ですよね。2016/09/09
眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
4
普段本を読まない息子から『これは面白いから読んでみて!』とずっと勧められていた一冊。 あさのあつこさんは好きだけど今まではなんとなく手が伸びず、先日何気なく図書館で手に取り帰宅。 他に読む本がなくなって読み始めたら、これがもう止まらない止まらない。 そして、この話の面白さがわかる息子よ! ちゃんと本が読める子に育ってくれたんだね! と、認識させてくれた素敵な一冊になりました。2018/10/01