ポプラ新書<br> 跳び箱に手をつき骨折する子ども―子どもの「運動機能の低下(ロコモティブシンドローム)」の実態

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ポプラ新書
跳び箱に手をつき骨折する子ども―子どもの「運動機能の低下(ロコモティブシンドローム)」の実態

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591151433
  • NDC分類 493.936
  • Cコード C0275

出版社内容情報



柴田 輝明[シバタテルアキ]

内容説明

平成一九年から始まった、子どもの体を動かすための器官を検査する「運動器検診」。その検診で、子どもの体が硬く、老化していることが分かった。影響は、肉体だけでなく、脳や心の発達にも大きく関わっているという。十年に渡り、子どもの体の変化を見続けてきた医師による教育現場への緊急提言。

目次

第1章 「子どものロコモ」とは何か―子どものからだの異変はいつから起こっているか(「運動器検診」を始めてわかってきた;複雑な問題がからみあっている ほか)
第2章 「子どものロコモ」と成長期のスポーツ障害―運動する子のケガや障害が増えている(運動器とは、どのような器官なのか;「骨」の量は子どもと大人でちがう ほか)
第3章 「子どものロコモ」対策は、からだと心と脳を育てる―「子どものロコモ」が疑われるとき(親子でできるロコモ体操いろいろ;家の中での体操を、もう10分増やすだけで効果あり ほか)
第4章 学校教育への提言―整形外科医と学校教育とのかかわり(脊柱側弯症と四肢の状態の検診;運動器検診をわりよく実施するために ほか)

著者等紹介

柴田輝明[シバタテルアキ]
北本整形外科院長。埼玉県医師会学校医会常任理事。昭和19年、山口県生まれ。日本整形外科学会認定専門医。医学博士。昭和46年、日本大学医学部卒。スポーツドクターとして柴田病院に勤務後、埼玉県に平成2年、北本整形外科開設。平成19年より埼玉県の就学時検診等で、文部科学省の委託事業で埼玉県教育委員会及び埼玉県医師会・埼玉県整形外科医会の協力のもとに運動器検診を開始。平成24年度には県内の幼稚園・小中校の合計370人を対象に検診を行い、「運動器機能不全」の実態について報告(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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リキヨシオ

29
跳び箱に手をつき骨折・体操座りができない・片足立ちができない…高齢者に見られる関節の硬さや筋力の低下が育ち盛りの子どもに増えている。「子どものロコモ・運動器機能不全および不調」という異変はしつけではなく運動器の発達不足、体幹筋がしっかり育っていない事で起きる。運動不足から怪我に繋がりやすくなり、生活態度に運動能力や学習成績に礼儀作法など影響が出てくる。この異変は30~40代が子どもの時から起きている。そんな自分も最近全力で運動してないし身近でそんな場所は有料ジムなどしかない。便利になる一方で窮屈になった…2016/12/28

まつたけ

10
怖いね。子どもじゃないけど体幹鍛えなきゃなって思った。がんばろー。2016/10/15

みのにゃー

3
体を動かすことがめっきり減った→きちんと立ち、座り、歩き、挨拶することができない。サッカーや野球などで運動のしすぎ→子どもの未熟な運動器を障害し成長や発達をさまたげる。この両極端にならないよう親や指導者は考えなければ。これは退化だ。2016/11/11

1
子供のロコモ(運動機能の低下、ロコモティブシンドローム)→対策 睡眠時間、栄養バランスのとれた食事、まごわやさしい 豆ごまわかめ野菜魚しいたけいも、電車やバスは立たせる2020/05/02

NBかえる同盟

1
本屋で見て。買った新書を『積読』せずにすぐに読み切ったのも久しぶりだ…という文の読みやすさ。題名ほどの刺激的な中身ではなく、まぁ「あぁ、聞いたことがある」という話が多いかな。2016/10/05

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