出版社内容情報
女子高生・凪が謎をとくガーリッシュ・ハードボイルド・ミステリー第2弾!モデルの世界とコスメ業界に渦巻く陰謀に挑む。
内容説明
三浦凪は十七歳の高校生。モデルをしている友人ミリが人気のファッションショーに出てランウェイを歩いた。真っ赤なマスカラが印象的だったが、ミリが勧めたそのマスカラをつけたライバルのモデルが、瞼を腫らしてショーを欠席。ミリのせいだと噂が立って、追い込まれることに。凪が真相を確かめようとすると、コスメ業界の思惑がからんでいるようで―。『カカオ80%の夏』に続くガールズ・ハードボイルド第2弾!
著者等紹介
永井するみ[ナガイスルミ]
1961年、東京生まれ。東京藝術大学音楽学部を中退後、北海道大学農学部農業生物学科を卒業。1996年、『隣人』で小説推理新人賞、『枯れ蔵』で新潮ミステリー倶楽部賞を連続受賞しデビュー。2010年、49歳にて死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぴん
15
前作『カカオ80%の夏』で仲良くなったモデルのミリが、ファッションショーで使用した赤いマスカラでピンチに。凪はミリを救うため奔走する。前作同様、今作も面白かった!一匹狼的だった凪が、人と関わることで友情を育んだり将来について悩んだり。読んでいて凪の成長が清々しいミステリー。ただ個人的には赤いマスカラを塗りたいとは思わないけれど…(^◇^;)マスターとの仲も少し進展したようなしていないような状況で、続きが気になるのにもう読めないのが残念。冬、春も読みたかった。改めて永井さんのご冥福をお祈り致します。2016/09/07
プル
14
あぁ、この先が読みたい。そう思えるくらい、読みやすくて楽しめる本でした。書いた時期から古ささえ感じません。2016/11/04
シアン
6
「カカオ80%の夏」に続くシリーズ第2弾。前作にて友人になった子達が登場するため、順番に読むことをオススメする。謎を追う過程で知り合う人達も魅力的で、あっさり読める中、ライトなミステリ感も味わえる。2016/11/01
安曇
4
シリーズ2作目。1作目で出会い友達になったモデルのトラブルを解決するストーリー。雰囲気が好きで続きが気になるシリーズだったので、とても残念です。2018/01/13
nemuro
3
かなり以前に既読の『カカオ80%の夏』に次ぐ<ガールズ・ハードボイルド>の第2弾!今回も、こんな女子高生はいないだろうなぁ。などと思いつつの読了。時折読む永井するみって、悪くないです。さて、ほとんど忘れてしまった前作も読み直してみなければ。2016/12/11