医者のたまご、世界を転がる。

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591150184
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

3年間52カ国のひとり旅。
そのオドロキとトキメキをたっぷり詰め込んだ
「エンタメ医療紀行」誕生!

「私、このまま世界を知らないまま医者になってもいいの?」

研修医として修行を積む中で、自由を求め世界へ飛び出した著者。
ネパールの無医村、インドの路地裏、パキスタンのテロリスト村……
幾多の出会いと冒険を経て著者が行き着いたのは、救命救急の現場だった。

本書は、ただの旅人として世界を転がりまわった駆け出しドクターが、
救命救急医として成長するまでを描く等身大の旅エッセイである。

【本文ダイジェスト】
シャーマンがまた木のストローを肩に当てた。
やはり、何かを吸っているようにしか見えないが、いったい何を吸っているのだろう……。
と思っているうちに、また水しぶきがあがった! 
水は、村人の長い髪の毛の先まで滴り落ちている。
シャーマンは、さも当然のように吸った水を缶の中にペッと吐き出した。
夢、ではない。本当にあるのだ……。こんな世界が現実に!
(「Chapter2 インド 摩訶不思議! インド奥地で出会ったシャーマンの医療」より)

まえがき
Chapter1 ネパール 無医村で出会った村人全員の命を預かる青年
Chapter2 インド? 摩訶不思議! インド奥地で出会ったシャーマンの医療
Chapter3 インド? ガンジス河で奇病にかかる
Chapter4 パキスタン 診察したらテロリスト!?
Chapter5 キューバ キューバの社会主義と日本の医療業界の共通点?
Chapter6 ボリビア 突撃! 病院見学での葛藤
Chapter7 エチオピア シャーマン再び! 人に霊が乗り移る瞬間!
Chapter8 ケニア スラム街で聴診器
Chapter9 スウェーデン ホームステイで想う、豊かさって何だろう?
Chapter10 日本  帰国、そして私は救命救急医になる
謝辞とあとがき

【著者プロフィール】
中島侑子(なかじま・ゆうこ)
救命救急医。旅行医学会認定医。
1982年、東京生まれ。2007年3月、山口大学医学部医学科を卒業し、同年4月からは東京都内で研修医として勤務。09年4月、研修医修了後、世界一周に出発。12年8月の帰国後、全国の学校やホール等で講演会、写真展を多数開催。観光庁の依頼で「若旅プロジェクト」DVD作成にも従事。13年10月から東京の大学病院で救命救急医として勤務。15年4月からは沖縄で救命救急医として働きながら、日本初のNPO運営による救急ヘリに従事。16年1月からは長野の病院で救急立ち上げに従事。また、旅行医学会認定医として原稿の執筆、海外赴任や旅行のためのアドバイスも行う。

中島 侑子[ナカジマユウコ]

内容説明

駆け出しドクターが体験した、エンタメ医療紀行!インドの奥地、ネパールの無医村、パキスタンのテロリスト村…

目次

1 ネパール―無医村で出会った村人全員の命を預かる青年
2 インド1―摩訶不思議!インド奥地で出会ったシャーマンの医療
3 インド2―カンジス河で奇病にかかる
4 パキスタン―診察したらテロリスト!?
5 キューバ―キューバの社会主義と日本の医療業界の共通点?
6 ボリビア―突撃!病院見学での葛藤
7 エチオピア―シャーマン再び!人に霊が乗り移る瞬間!
8 ケニア―スラム街で聴診器
9 スウェーデン―ホームステイで想う、豊かさって何だろう?
10 日本―帰国、そして私は救命救急医になる

著者等紹介

中島侑子[ナカジマユウコ]
救命救急医。旅行医学認定医。1982年、東京生まれ。2007年3月、山口大学医学部医学科を卒業し、同年4月からは東京都内で研修医として勤務。09年4月、研修医修了後、世界一周に出発。12年8月の帰国後、全国の学校やホール等で講演会、写真展を多数開催。観光庁の依頼で「若旅プロジェクト」DVD作成にも従事。13年10月から東京の大学病院で救命救急医として勤務。15年4月からは沖縄で救命救急医として働きながら、日本初のNPO運営による救急ヘリに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tomonokko

16
図書館本。研修医を終え、世界一周の旅に飛び出した著者。彼女はいつでも、不安より未知への好奇心の方が勝つ。だからこそ、こんな風に予想もできない経験や出会いが得られるのだろう。インドでのシャーマンの衝撃、パキスタンでのホームステイ、ケニアでのスラムの現状。足でしか得られない情報がとにかく興味深い!そしてまた、自分が今やると決めた事に真摯に向き合い、自分で設定した未来像へと努力を重ね、それを実現させる強さを持つ著者の魅力も満載。自分の生き方についても考えさせられる1冊。2016/08/15

クサバナリスト

10
旅の紀行エッセイとして、気軽に読めた。写真がもっとあったら良かった。2016/06/26

Ayakankoku

9
研修医を修了したら、世界一周の旅に出よう!そう決めて3年の旅に出た筆者。ここには書ききれない、苦労や葛藤ももちろんあったのだろうが、どれも自分の糧にしているところに力強さを感じた。前例がないなら、切り開いていけば良い〜、私自身もそんな人なので、共感しながら刺激されながら読めた。2019/02/03

Humbaba

8
自分が一体何をしていのかというのは、よくわからないまま生きている人も少なくない。一般的なレールの上を走り続けるだけであればそれでもなんとかなるかもしれないが、それが本当に自分の生きたい生き方なのかを見つめてみることも必要である。リスクを負ってでも行動しなければ、もっと大きなリスクを抱える事になるかもしれない。2016/06/26

jiangkou

6
旅本、というより医者の卵が途上国での医療を見て医者になる決意を固める本。日本の医療(だけでないが)は個人の献身のうえに成り立っている。面白かったのはテロリストの家がその地域では金持ちで、貧困からでて政治的な世界へ身を投じる手段のひとつとなっていること。その辺理解しないとテロの本当のところはみえてこない、と思った。2017/06/08

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