出版社内容情報
おおあわてで走っていくウサギのあとを追って、深い穴に落ちたアリス…。アリス150周年を記念して、新訳・新装丁でお届けします。
内容説明
ある日、幼い少女アリスは、人の言葉をしゃべる白ウサギに出会う。驚いたアリスは、おおあわてで走っていく白ウサギのあとを追うが、深い穴に落ちてしまう。そこは動くトランプやしゃべる動物たちがいる不思議な世界だった。アリスは、さまざまなキャラクターと出会いながら、そんな不思議の国を冒険することに…。小学校上級~
著者等紹介
キャロル,ルイス[キャロル,ルイス]
1832年~1898年。イギリスの数学者、聖職者、小説家、詩人、写真家
佐野真奈美[サノマナミ]
上智大学卒業、白百合女子大学大学院博士課程満期退学
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徳島県出身のイラストレーター。書籍の表紙やソーシャルゲームの仕事など幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん。
4
読者をここでない不思議な何処かへと連れ去ってしまうのです。2024/05/01
星野紗奈
1
川端康成は「水月」からアリスのシリーズに意識が向いた。アリスといえば、みたいなイメージはかなり強いが、実際に原作に触れたことはなかったので、市立図書館で借りてみた(分館には児童向けの訳書しか置いていなかった)。面白おかしい場面が数多くあり、読んでいてわけがわからないのが楽しかった。あとがきにもあったが、この作品を訳すのはかなり難しそうだと感じた。しかし、(ネタバレになるので詳しくは書かないでおくが)サ行のくだりはかなりミラクルが起きているように思い、テンションが上がった。機会があれば原文も読んでみたい。2023/02/07
CHAKA
1
★★★★☆2016/02/25
Mk-2
1
チェシャ猫のニヤニヤ笑い、激昂しやすい王族権力、翻訳の巧さを見せる言葉の掛け合い、唐突な場面転換。唐突過ぎる展開は大人になってから読むと、付いてこられない部分もあるけど、これは子供にとってはリアルな想像力のレベルにあっていたからこそ、ここまで読み継がれたのだと思う。子供が欲する想像力はどのくらいか見極めた数学者でもあるキャロルの手腕に脱帽。2016/01/31
にきゅ
0
子どもの頃、絵本で読んで怖い印象だった。うんと大人になって読んでみたら、怖くはない。でも、こんな世界に行ったら発狂しそう。絵がラノベのようで私の好みではなかった。オリジナルの絵は使えないの??2018/11/04