出版社内容情報
石井 光太[イシイコウタ]
内容説明
あきらめちゃだめだ!きみは、まだ自分の力に気づいてないだけだ。
目次
第1章 言葉をうばわれた子ども
第2章 自分をわかってもらう
第3章 ふつうなんてないんだよ
第4章 生きる社会はたくさんある
第5章 社会の一員として
第6章 言葉が社会を変える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あおい
17
いじめや差別、やりたい事を認めてもらえない環境で苦しんでいる子供達へ。親や先生がわかってくれなくても相談する場所はあるから声をあげる事。思いつめている子達には逃げてもいいんだという事を知ってほしい。この本を読むことで楽になれる子もいると思う。2017/05/16
みー
10
図書館本。ブックトーク候補。子供時代は、社会に出る準備期間。その期間に、言葉を使う練習を積む。今はネットでコミュニケーションが取れ、嫌になれば消せばいい。でも、実際社会に出て、そんなことは出来ないし、社会では色々な困難がある。面と向かって会話をして、相手の表情から言葉を読み解くこともある。ネットの会話では出来ない事。でも、これが本当に人と繫がると言う事。2017/05/22
yoshi
7
子どもに読んで欲しくて購入。手渡す前に自分が読了。言葉にすること、言葉にして伝えること、言葉の力。社会や常識や差別に対する言葉の効力。わかりやすく平易な文章で書かれているけれど、果たして大人の自分はどうなんだろう?言葉を奪われてしまっていないか?思考停止していないか?伝え合ってわかり合う努力ができているか?諦めて内に籠もってしまっていないか?色々と考えさせられながら読んだ。『物乞う仏陀』で知った石井さんがこんな本も書かれていたんだなと知って感激でした。2020/08/31
スターライト
6
貧困やいじめ、家庭内暴力などの原因から逃げるのではなく、自分の気持ちを相手に伝えたり、直接伝えられなければ、仲間を増やすことをアドバイス。人と違うことは恥ずかしいことではなく、自分らしさに自信を持つことを著名人の経験も紹介しながら説いている。悩んでいる子どもに向けて書かれているので省かれているのかもしれないが、いじめる側への苦言のようなものも欲しかった。2017/09/03
kyonkyon
3
生きづらい子もどたちに対する、救いのメッセージがぎっちり。黙り混む子どもは多い。それは、言っても無駄だという諦めの言葉なのかも(大人にもいるかも)。言葉は武器になる。有名人の例を上げながらの言葉は、子どもにも伝わりやすいと思う。2017/06/28