出版社内容情報
累計20万部突破のデビュー作『困ってるひと』以降、作家として歩きだした著者が、さまざまな媒体に発表した文章を集めた一冊。
内容説明
大学院生のとき、突然世にも稀なる難病を発症した著者。身体的にできないことは増えたが、同時に想像もしなかった形でできることも増えた。病を得なければ出会うことはなかったであろう人たちと、語らい、書き、考えた、人生という旅の途上の報告書。
目次
「生存の手帖」
対談 糸井重里×大野更紗―健全な好奇心は病に負けない。
日常を、ひらく
「その後」のはじまり
「お母さんの子ども」たち
対談 古市憲寿×大野更紗―絶望の国の困ってる若者たち
対談 中島岳志×大野更紗―批評としての「闘病記」
対談 重松清×大野更紗―「可哀相なひと」と「困ってるひと」はイコールではない
対談 石井光太×大野更紗―不条理にどう立ち向かうか?
祭りと、祀り―誰がためにミュージックは鳴る
対談 宮本太郎×大野更紗―税と社会保障の一体改革は「困ってる人」のためになるの?
うちゅうじんるいがく
対談 乙武洋匡×大野更紗―『五体不満足』から遠く離れて
対談 熊谷晋一郎×大野更紗―「ゆらく」障害者
対談 川口有美子×大野更紗―生きのびるための、女子会
対談 猪飼周平×大野更紗(聞き手:三井さよ・星加良司)―「病院の世紀」の終わりに
八〇年代の熱感―フクシマへの視線
思い出の映画
「生活者」への敗北
著者等紹介
大野更紗[オオノサラサ]
1984年、福島県生まれ。作家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。ビルマ(ミャンマー)難民支援や民主化運動に関心を抱き大学院に進学した2008年、自己免疫疾患系の難病を発症。その体験を綴ったデビュー作『困ってるひと』(ポプラ社)がベストセラーになる。2012年、第5回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」受賞。2015年より明治学院大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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