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何度でも、おかえりを言おう

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591145654
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

孤独な老人の家に、さまざまな偶然が重なり、ワケありの人たちが住むことに・・・。個性的な老人たちが魅せる、ユーモラスな物語。

内容説明

フェルディナン老人は、家族に囲まれて幸せな余生を送っているはずだった。しかし、頑固な性格が災いし、ひとりで広い農場に住んでいる。“自分の人生には、この先、もう何も残されていない”と思っていた彼の前に、犬と、老婦人が現れる。その日を境にさまざまな事件が起こり、誰もいなかった家に、いつしか「ひとりぼっち」の人たちが集い、肩を寄せ合って暮らすようになる。そして、最後にやってきたのは…。フランスの大ベストセラー、日本初上陸!ひとつ屋根の下で個性的な老人たちが魅せる、ユーモラスで温かな物語。

著者等紹介

コンスタンティーヌ,バルバラ[コンスタンティーヌ,バルバラ] [Constantine,Barbara]
1955年、フランス、ニース生まれ。父はアメリカ出身の映画俳優エディ・コンスタンティーヌ、母はバレエダンサー。長く映画製作の現場でスクリプター(記録係)を務め、2007年に作家としてデビュー。パリ近郊在住

堀内久美子[ホリウチクミコ]
1960年生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。訳書に『快楽亭ブラック』(内藤誠氏と共訳、日本翻訳家協会・翻訳特別功労賞受賞、講談社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

96
理想の老後を描いたおとぎ話。『ブレーメンの音楽隊』人間版みたいだ。誰かの役に立って誰かに助けられて、お互いがいきいきと輝き始める。老人ホームではない互助の老人ハウス。フランスの田舎の暮らしぶりも楽しい。まだまだ波乱がありそうだけど、続編はないのかな?動物たちもいい味出してるなぁ。ロバに犬に猫、鶏も飼うんだっけ…。あ、やっぱりブレーメンだ!2016/12/28

Ririka

30
フランスの田舎を舞台に、息子夫婦と二人の孫が家を出たため、ひとりぼっちになってしまった頑固おやじが隣人の窮地に、孫たちの一言で一歩を踏み出して手を差しのべてその後、次々と同居人が増えていき、あらゆる世代と楽しくもいろんな現実問題を解決しながら暮らしていく生活の姿が猫や犬、ロバも物語にとけ込んで面白く、田舎生活の気分も味わえて、会話もテンポ良く読みやすかったです。最後にある出来事が起きるのですが、えっという感じで初めて聞く言葉でした。でもこれでまたみんなが目標をもって生きていけるそんな終わりかたでした。2015/08/09

スイ

11
老人達のシェアハウス、というのがいい。 集まる老人達と周囲の人々は皆活き活き描かれていて、特に会話がリズミカル。 ぽんぽんと話が進むので、テンポが自分と合っているところは気持ちいいが、少々置いて行かれるところも。 ラストは唐突に感じたけれど、訳者さんのあとがきでフランスでは理解の下地があると知った。 私も知っておきたい。2017/03/05

ぴこ

9
出だしはよくわからないが、すぐに作品に引き込まれて、あれよあれよという間に読み切ってしまった。映画を見ているようにさまざまな場面が目に浮かんでくる。こんなふうに助け合えたらいいだろうなとほのぼの思う作品。この人たちがどうなるのか、続編を書いてほしい。子どもなのに苦労人のリュドを見守ってやりたいと思う。2015/10/27

信兵衛

8
簡単に言ってしまえば、結果的にシェアハウス。和気藹々とした楽しさが魅力です。2015/07/18

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