ポプラ新書 稼げる観光―地方が生き残り潤うための知恵

鈴木 俊博【著】

ポプラ社（2015/07発売）

• サイズ 新書判／ページ数 258p／高さ 18cm
• 商品コード 9784591145647
• NDC分類 689.21
• Cコード C0265

出版社内容情報

地方が生き残る
唯一の道＝観光

「葉っぱビジネス」で成功した町に
「いろどりコミュニティ」を提案した
著者による「人を呼び利益を生む観光」！

地方創生の鍵は「観光」にある。

年収1000万円を超える
おばあちゃんを生み出し

話題の「葉っぱビジネス」草創期に
「いろどりコミュニティ」を提案するなど、
地方や企業を蘇らせてきた著者が、

「B級観光施設を磨く」
「将来の訪日外国人旅行者を育てる」など
その秘訣を初めて明かす。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

第１章 『稼げる観光』にまで発展した
上勝町の葉っぱビジネス

出番をつくる
１００人の会社より１００個のビジネス
NHKで話題になったヤッホー調査隊
…ほか

第２章

内容説明

仕事をつくり、お金を生み、人が集まる！地方が生き残る観光を育てる具体策。地方創生の鍵は「観光」にある。年収１０００万円を超えるおばあちゃんを生み出し話題の「葉っぱビジネス」草創期に「いろどりコミュニティ」を提案するなど、地方や企業を蘇らせてきた著者が、「人の気を動かす」「Ｂ級観光施設を磨く」「将来の訪日外国人旅行者を育てる」などその秘訣を初めて明かす。

目次

第１章　『稼げる観光』にまで発展した、上勝町の葉っぱビジネス（『彩』との出会い；上勝町を訪ねる　ほか）
第２章　『稼げる観光』の見つけ方（人々が光り輝く観光へ；日本人にとっての旅　ほか）
第３章　「また来たい！」「もっといたい！」と思わせる法則（ハードルが高い「着地型観光」振興；目的は、定住人口増加　ほか）
第４章　２０２０年に向けての訪日外国人旅行者戦略（なぜ今、訪日外国人旅行者か？；地方への誘客の可能性　ほか）

著者等紹介

鈴木俊博［スズキトシヒロ］
静岡県牧之原市生まれ。信用金庫へ就職後、一念発起し上京。イベント総合研究所長・遠藤博元氏に師事して独立。契約社員などを経て企画会社を設立。遊び心を発想の起点として企業及び地域のイベント、商品開発、販売促進、施設開発などの企画から実施に導くプロデューサーとして幅広く活動する。静岡県非常勤特別職、各省庁委員などを歴任。現在、東武トップツアーズ顧問をはじめ、複数企業の新規事業開発顧問、プロデューサーのほか、教育研究団体ＴＯＳＳの教育事業本部長、（株）いろどりアドバイザー兼プロデューサーなどを務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[壱萬弐仟縁]

プロデューサーとは、人を主役にする専門家である（３頁）。人間が幸せになれる地域、人間が幸せを感じられる文化や産業を創造する社会、人間が幸せになることを目的に構築された社会システムこそが、これからの日本に必要（７頁）。上勝町葉っぱビジネスは、誰でも主役になれるいろどり社会（２８頁）。人が商品として出番がある地域（３２頁）というのは生涯現役社会なのかもしれない。個人的に隠居をして自分史を書いて死ぬのがよいと思うので、引退時期は自分で判断する勇退が後の世代のためであるが。

2015/11/08

[ぐっち]

何もないと思われている地域でも稼ぐことはできる。要はどうアプローチするかの問題。

2016/02/28

[はる]

高コスト社会の今、世界の人々は小さな社会に向かっています。人は小さな社会で主役になれる空間や時間、そしてモノやサービスを求めている。地域の特性の分析と課題の抽出を行い、地域のイメージの確立が急務だ。

2016/03/10

[丸太]

地域が観光で稼ぐ方法を、事例から説明。この本も、身辺の資源を、対象を絞って、地元の当事者自らが、知恵と汗とで取り組むことを説く。小さなブルーオーシャンを見つけ、作ることが、地域が稼ぐ鍵。

2015/12/03

[gotomegu]

長年プロデューサーとして企画してきた著者だけあって、参考になるアイデア満載。今住んでいるところでもたくさんタネがあることがよくわかる。消費者目線になるのも大事。あちこち付箋だらけになってしまった。誰かにやってもらうのを待つのではなく、自分ができる小さなことから始めよう。

2016/08/17