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ポプラ新書
ネット検索が怖い―「忘れられる権利」の現状と活用

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  • サイズ 新書判/ページ数 165p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591145173
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

ネットの書き込みで
人生を台無しにされる人が急増中!
その窮地を「忘れられる権利」が救う。

●「セクハラ」「パワハラ」とネットに書かれた
●上司の批判をSNSに書き込んでしまった
●自分の子どもが友だちの悪口をネットに書いてしまった
●自分の会社が「ブラック企業」と中傷された

Googleから削除仮処分決定を
勝ち取った気鋭のIT弁護士が、
具体的な事例をもとに
「忘れられる権利」の実態と活用法を伝授。

はじめに
ネット上では、「人の噂も75日」は通用しない

序 章 自分に関する書き込みを削除するには?
ネット上の名誉棄損・プライバシー侵害などに関するQ&A

第1章 ついに、グーグルに対し検索結果削除命令が下された!
忘れられない時代の「忘れられる権利」とは

第2章 ネット上の書き込みに困り、苦しんでいる状態から脱したい
記事の削除・発信者の特定ができる事例、できない事例

第3章 誰もが、被害者・加害者になる可能性
ネット上もリアル社会と同じようにルールがある

第4章 削除請求・開示請求はどんな方法でどのように行われるのか
記事の削除・発信者特定の具体的方法と費用、期間

第5章 検索される恐怖から一生逃れられないのか
ネットの人権侵害から身を守るには
  

(「はじめに」より抜粋)

「ネットでの誹謗中傷に苦しんでおり、消してもらいたい」
「悪口を繰り返し書いている人を特定して、もう書かないようにと言いたい」
ここ数年、私のもとには、個人、法人からの
こうした相談が年間100件以上寄せられています。

ネットには、人の名誉やプライバシーといった
人格権を侵害する違法な情報が多数存在しています。

こうした記事の削除は可能かというと、
インターネットをめぐる現行の法律、条約では
まだまだ課題も多く、
新たな枠組みが必要とされています。

そこで、注目されているのが、
「忘れられる権利」です。
ネットの情報を消してもらうことで、
インターネットから忘れてもらい、
人からも忘れてもらう権利のことです。

本書は、ネット上の書き込みに
苦しんでいる大勢の人たちが、
その苦しみから解放される一助になればと
執筆したものです。

序 章 自分に関する書き込みを削除するには?
ネット上の名誉棄損・プライバシー侵害などに関するQ&A

第1章 ついに、グーグルに対し検索結果削除命令が下された!
忘れられない時代の「忘れられる権利」とは

第2章 ネット上の書き込みに困り、苦しんでいる状態から脱したい
記事の削除・発信者の特定ができる事例、できない事例

第3章 誰もが、被害者・加害者になる可能性
ネット上もリアル社会と同じようにルールがある

第4章 削除請求・開示請求はどんな方法でどのように行われるのか
記事の削除・発信者特定の具体的方法と費用、期間

第5章 検索される恐怖から一生逃れられないのか
ネットの人権侵害から身を守るには

内容説明

上司に批判をSNSに書いてしまった/プライバシーがネットに漏れた/自分の子どもが友だちの悪口をネットに/会社が「ブラック企業」と中傷された…ネットの書き込みや記事で苦しむ人が急増しています。グーグルから削除仮処分決定を勝ち取った気鋭のIT弁護士が、具体的な事例をもとに「忘れられる権利」の現状と活用法を伝授します。

目次

序章 自分に関する書き込みを削除するには?―ネット上の名誉毀損・プライバシー侵害などに関するQ&A
第1章 ついに、グーグルに対し検索結果削除命令が下された!―忘れられない時代の「忘れられる権利」とは
第2章 ネット上の書き込みに困り、苦しんでいる状態から脱したい―記事の削除・発信者の特定ができる事例、できない事例
第3章 誰もが、被害者・加害者になる可能性―ネット上もリアル社会と同じようにルールがある
第4章 削除請求・開示請求はどのように行われるのか―記事の削除・発信者特定の具体的方法と費用、期間
第5章 検索される恐怖から一生逃れられないのか―ネットでの人権侵害から身を守るには

著者等紹介

神田知宏[カンダトモヒロ]
弁護士・弁理士。石川県生まれ。一橋大学法学部卒業後、IT系の会社を起業してプログラミング、ウェブデザイン、100冊を超えるIT系入門書の執筆に携わった後、2007年に弁護士登録。インターネットに精通したIT弁護士として、さまざまなメディアで取りあげられる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

71
「ネットの書き込みで苦しむ人が急増!その窮地を「忘れられる権利」が救う」と裏表紙に書かれていた。著者はグーグルから削除仮処分決定を勝ち取った弁護士。具体的な事例をもとに書かれている。「忘れられる権利」・・いずれ忘れられる記憶もネットにはいつまでも残る。それがもし自分の嫌な過去であったり画像だと思うとたしかに怖い。近頃は就職にしろ進学にしろ検索されていることは間違いないと思う。私も自分の名前を検索してみた。西日本にある某市役所の部長に同姓同名がいた。いないと思っていたのに・・。とにかく自分の名前は慎重に!2017/02/16

hatayan

54
2015年刊。著者は検索結果の削除処分をGoogleから勝ち取った弁護士。「忘れられる権利」とは、ネットに蓄積される個人の情報を削除し、プライバシーを保護する権利として2010年代以降にEU発祥で注目されているもの。「他人に知られたくない若気の至り」「事実無根の書き込み」は削除請求が認められる流れに。一方で、犯罪者や政治家に関する情報の場合、知る権利と公益性を重視し削除に抵抗する報道機関と時間の経過次第で削除には寛容な司法とで議論が分かれており、今後の判例の蓄積によって基準が明確になるのではとします。2020/08/20

おさむ

47
「ネット検索」は現代の社会でとてつもないほどの影響力があります。しかし、それを操るのはグーグルという私企業で、仕組みはアルゴリズムというブラックボックス。そんな恐ろしい現実がよくわかります。本著は、ネットでの法律問題に長じた弁護士による誹謗中傷の削除方法や、グーグル検索での表示削除などの指南本。最近は海外にサーバーがあったり、運営会社があったりと、なかなか削除するのは難しいようです。便利なネット社会の負の側面に対抗するには、技術に関する知識と語学力が必要なんですね。いやはや。2017/07/15

壱萬弐仟縁

40
忘れられる権利:EUで提唱。ネットから個人情報を削除させる権利を容認。個人情報保護強化する狙い(39頁)。これは、無縁社会、孤独死と似るかもしれない。本人からすれば、ネット上で生き続けられる時代でもあるが、リアルでは既に亡くなっているケースも出てこよう。私も死んだらそれっきりだと思うけど? 事実無根の情報を書きこまれたら、名誉権侵害として削除請求が可能(68頁)。2016/01/26

ダンボー1号

12
死んでも消えないその画像。消えない怖さの前に発信できる怖さがある。世相の分析というより実際に問題に直面している人たちへの指南書的な内容でした。読メも自分のツイッターでも人の写真など誰も出していないが少し検索してみると出てくる・・・若い人は今後社会人になったとき家族持つ立場になったときの想像力を持ってネットにアップすべきだがその判断力がない。スマホが安すぎる弊害でしょう。たぶん情報発信の年齢制限したほうが本人のためになるのだろうけど。2016/02/17

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