出版社内容情報
札幌でパフェ屋を営む親戚の吸血鬼たちと暮らしている、虚弱体質の中学生、音斗。それに大反対している祖母が出した条件とは――?
内容説明
中学生の音斗少年は、親戚である三人の吸血鬼たちと暮らしている。血を吸わず、牛乳を飲んで生きている彼らは、札幌の商店街で、小さなパフェバーを営業中。さて、最近店に通うようになった音斗の祖母は、音斗に、ある本を見つけられたら、音斗がここで生活することを許すと言う。一生懸命探す音斗だが…。一方、フユのパフェ屋探しも進展。そこにはどうやら、フユたちの秘密が隠されているようで…。人気のユニーク・ハートフルストーリー、第四弾!
著者等紹介
佐々木禎子[ササキテイコ]
北海道札幌市出身。1992年雑誌「JUNE」掲載「野菜畑で会うならば」でデビュー。BLやファンタジー、あやかしものなどのジャンルで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
40
そりゃ、ハルとナツとフユがいるんならアキが居てもおかしくないですよね~。夜まで営業しているお店でも、三人が外へ探しに行かない理由は会う事が怖かったから?それとも別に何か理由があるの?恋する逃亡者「たち」は一体誰?と少しずつ核心に迫ってくる四冊目でした。音斗のおじいちゃんとおばあちゃんが可愛らしい。そりゃおじいちゃんは恥ずかしいですよね。隠しますよね。音斗は音斗なのに音痴なの~?音斗を始めとする中学生+女子高生1名は元気で楽しげで直向きで頑張れ!と微笑ましい気持ちで見守ってしまいます。あーパフェ食べたーい❤2015/08/09
み
24
音斗くんにキュンキュン♪最後の方で伯爵が明かしたことに!(◎_◎;)どうなるんだ?恋の行方も。2015/07/22
ダージリン
20
吸牛乳鬼って~と笑って読んできたのですが、そう単純な話ではなかったようです。伯爵とフユたちとの違い・・・気になってきました。そして「アキ」の存在。そういう謎をはらんでいるせいか、音斗の「本探し(黒歴史~)」と「合唱コンクール」の日々がきらきらしていました。2015/05/13
ソラ
19
ダメだ、伯爵に泣ける···。「死に続けている」だなんて、想像もつかないくらい永い時間を1人で過ごしてきたんだろうな。そして、何であの名前がないのか疑問だったけど、今回出てきましたねえ。彼らはどうなっていくのか、音斗が今回聞かされてしまった事実と共に、次巻に持ち越しですね。2015/05/10
わった
10
やはり、このシリーズはとても癒されます。ちょっと気分が落ち込んでしまったときの気分転換に良い。地元の話があちらこちらに出るので、あぁ、あそこね!と簡単に想像ができるのもうれしい。終盤は一気に切なさが駆け抜けて…おかしいな、と思っていたことがやはり!に代わり、謎が増えて続編が楽しみになりました。ステラプレイスの書店に、おたくのお店が出てますよと教えてあげたい。2015/12/23