ポプラせかいの文学
夢へ翔けて―戦争孤児から世界的バレリーナへ

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  • サイズ B6判/ページ数 314p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591145043
  • NDC分類 K769
  • Cコード C8098

内容説明

西アフリカのシエラレオネで戦争孤児だった少女が、アメリカでバレリーナになるまでの実話。すべてを乗り越えて、どんな時でも前向きに努力する黒人の少女の感動の自伝。

目次

右の家から
左の家へ
雨季の到来
孤児院で
二十七番
勝った
ハルマッタンの贈り物
白人の女性たちと家族のアルバム
デビルだ!
アメリカへの第一歩〔ほか〕

著者等紹介

デプリンス,ミケーラ[デプリンス,ミケーラ] [DePrince,Michaela]
バレリーナ。1995年シエラレオネ生まれ。ロックスクール、アメリカン・バレエ・シアター付属ジャクリーン・ケネディ・オナシス・バレエ学校で学ぶ。ドキュメンタリー映画『ファースト・ポジション―夢に向かって踊れ!』に出演。現在、オランダ国立バレエ団に所属

デプリンス,エレーン[デプリンス,エレーン] [DePrince,Elaine]
ミケーラの養母。作詞家、経営者。5人の息子を育てたのち、西アフリカから6人の娘を養女として迎えている

田中奈津子[タナカナツコ]
翻訳家。東京都生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。『はるかなるアフガニスタン』が2013年課題図書に、『アラスカの小さな家族 バラードグリークのボー』が厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれている。(いずれも講談社)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぶんこ

54
以前「女性を虐げる国は栄えない」という話を読んだ事を思い出しました。主人公ミケーラの出身国シエラレオネの悲惨さには言葉もありません。物心両面が満たされないと暴力に走るのか。「デビル」と恐れられるシエラレオネの若者。殺す人、殺される人、どちらも無惨。そんな中アメリカ人夫婦の養子になる事ができたミケーラは、幸運を一つ掴んで希望へと進む事が出来ました。ご夫婦の偉大さが際立っていて、ミケーラがかすむほどに感動しました。沢山の習い事、発表会、衣装等々お金と時間を考えると誰にでも出来ることではないでしょう。2018/11/19

たまきら

29
図書館から。壮絶な幼少期を生き抜き、家族の支え・たゆまぬ努力でバレエダンサーとして輝く黒人女性の自伝です。本を読んだ後Youtubeで彼女のTEDを見て涙。先日「ヨーロッパの白人しかバレエはできない」というすごい発言を聞いて仰天したんですが、偏見と差別を持つ人たちは逆に哀れです。こんなに素晴らしい踊りを楽しむことは一生できないんですから。自分には何ができるだろうか?素晴らしい自伝でした。2017/07/30

かおりんご

25
児童書。アメリカでは、戦争孤児や育てられなかった子の養子縁組を行っているのに、日本はまだまだだなと思いながら読む。いい養父母に出会えてよかったなと思う。それに、才能が開花したのも素晴らしい。高学年くらいから。2021/11/13

こりんご

25
読友さんの感想と酒井駒子さんの表紙が気になって手に取った本。原題『Taking Flight』。1995年アフリカのシエラレオネ生まれのマビンティ・バングラがミケーラ・デプリンスとなり、世界的バレリーナになるまでを母娘で綴った自伝。ミケーラの希望を持ち続ける力と、母エレーンの深い愛情、そのどちらが欠けても夢は叶わなかったでしょう。バレエでなくても夢を持つ子の後押しをしてくれる本だと思いました。2017/01/30

kei

21
映画「ファーストポジション」で取り上げられていた女の子。戦争、人種差別(彼女は白斑のため自国のシエラレオネでも差別されていた)を乗り越え、とうとうバレリーナになる。彼女の黒鳥は全身黒くてとても綺麗!… 「ファーストポジション」に出ていた他の子たちはどうしてるのかな、とちょっと気になりました。 2016/05/26

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