内容説明
むかしむかし、あるところにしんぞうとひげがおりました。ティンガティンガ・アートで読む、奇想天外なタンザニアの民話。
著者等紹介
しまおかゆみこ[シマオカユミコ] [Charinda,Mohamed]
1961年11月13日、名古屋生まれ。愛知県立大学文学部卒。学生時代に民話研究ゼミに所属し、民話採集の面白さと、民話と地域社会の関連の深さを学ぶ。卒業後、幼稚園教諭として3年間勤務。1987年、アフリカ諸国の援助に頼らない真の独立を志す島岡強と結婚し、同年アフリカへ渡る。以来、夫と志を共にし、ザンジバル・タンザニアを拠点に、漁業・運送・貿易などアフリカの人々の自立につながる事業や、文化・スポーツ振興、交流活動を続けて現在に至る
チャリンダ,モハメッド[チャリンダ,モハメッド]
1947年2月6日生まれ。タンザニア国ルブマ地方トンドゥール地区ナカパニャ村出身。1974年から、バオバブの木の下でアート活動を始めて以来、ティンガティンガ・アートひと筋の古参アーティスト。クラシックスタイルと呼ばれる素朴な動物画とともに、メッセージ性のある独特な生活画や、シャターニ(精霊・悪魔)の世界を描くことで知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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oldman獺祭魚翁
37
いやはや タイトルからしてぶっ飛んだお話。こういう言葉の繰り返しを子どもは喜ぶんじゃないかなぁ。そしてチャリンダ氏のポップな絵が楽しいし、そこで使われている原色系の絵が楽しい。ポップなお話とポップな絵。ちょっと変わった絵本です。2021/07/10
千穂
36
アフリカ、タンザニアの民話。心臓と髭が主人公というのがそもそも不思議、で、どちらも腹ぺこで一体どうなるの〜?アフリカではお話の最後は、気にいったらもってきな。いらなきゃ海にすてとくれ。で締めくくるんだって。陽気な感じで面白いな。鮮やかな色遣いの絵本、楽しかったです。2019/09/20
いろ
20
アフリカ民話,異国情緒たっぷりの画風と,設定の面白さに惹かれる。小学校での読み聴かせ絵本探し…で選んだわけではなかったが,案外読み聴かせにも良さそう!と最終候補にし,持参したところ,相方が気に入ってくれて,読み聴かせてくれた。結果,読んでもらって,とっても良かった~♪ 私には出来ない面白さ溢れる語り。読むのを迷っていた理由は,面白さを上手く表現できない気がしたから,なので,嬉しかった^^ 子ども達も,お腹を空かせた心臓や髭の様子など,楽しそうに聴いていた。その後,7歳男児とも一緒に何度も読む。2015/12/03
あおい
14
アフリカの民話。もう、何これ!ナンセンス!手足が生えて顔がある心臓とヒゲの絵これだけでもシュールなのに、腹ペコのヒゲが心臓を食べようとして心臓が必死に逃げる。なかなかの破壊力です。2023/07/13
宇宙のファンタじじい
14
アフリカの民話。なんというか、ものすごくぶっとんだおはなし。アフリカでは普通に語り継がれているんだろうな。2016/10/13