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ポプラ新書
「本が売れない」というけれど

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591142233
  • NDC分類 024.1
  • Cコード C0200

出版社内容情報

ネットとリアル、新刊とユーズド。流通・配本から原価構造まで、出版不況のナゾに迫り、本と読者の最良の出合いを考える一冊!

ギモン?@ 本を読む人は本当に減っている?
ギモン?A 売れていないなら、どうして出版関係者は忙しい?
出版不況といわれる現在、本はたしかに「売れなくなった」。商い不振で暇になるかと思いきや、本に携わる人たちは、ますます忙しい。日本の読書は、本は、どこへ向かうのか? 日本独自の流通システム、変わる書店の形、ネットの世界との関係性など、出版業界のこれまでを振り返り、読み手と本をつなぐ新たな出会いの形を模索する。

本は誰かに読まれて
初めてその存在の意味を持つ。
出版社も書店も取次も、
「本」を「読者」に手渡すためにある。
著者が10 年かけて書いた本が、書店の店頭から1週間で姿を消し、
多くの読者が知らないうちに断裁されパルプになってしまう状況は、
「本」と「読者」のためになっているだろうか。 ――本文より

【目次】
プロローグ――ベストセラーは出したいけれど
第1章 日本の書店がアマゾンとメガストアだけになる日
第2章 活字ばなれといわれて40 年
第3章「街の本屋」は40 年間、むしられっぱなし
第4章 「中くらい」の本屋の危機
第5章 電子書籍と出版界
第6章 本屋は儲からないというけれど
第7章 「話題の新刊」もベストセラーもいらない
エピローグ

【著者プロフィール】
永江朗 ながえ・あきら
1958 年北海道生まれ。約7 年間の書店勤務の後、雑誌「宝島」などの編集を経て、フリーライターに。「哲学からアダルトビデオまで」幅広い分野で執筆。著書に『おじさんの哲学』(原書房)、『広辞苑の中の掘り出し日本語』(バジリコ)、『セゾン文化は何を夢みた』(朝日新聞出版)、『新・批評の事情』(ちくま文庫)、『インタビュー術!』(講談社現代新書)、『誰がタブーをつくるのか?』(河出ブックス)など多数。

内容説明

出版不況といわれる現在、本はたしかに「売れなくなった」。商い不振で暇になるかと思いきや、本に携わる人たちはますます日々忙しい。日本の読書は、本は、どこへ向かうのか?日本独自の流通システム、変わる書店の形、ネットの世界との関係性など、出版業界のこれまでを振り返り、読み手と本をつなぐ新たな出会いの形を模索する。

目次

第1章 日本の書店がアマゾンとメガストアだけになる日
第2章 活字ばなれといわれて40年
第3章 「街の本屋」は40年間、むしられっぱなし
第4章 「中くらいの本屋」の危機
第5章 電子書籍と出版界
第6章 本屋は儲からないというけれど
第7章 「話題の新刊」もベストセラーもいらない

著者等紹介

永江朗[ナガエアキラ]
1958年北海道生まれ。約7年間の書店勤務の後、雑誌「宝島」などの編集を経て、フリーライターに。「哲学からアダルトビデオまで」幅広い分野で執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

309
出版業界についての著者の考察された1冊。中々どの業界も厳しいもんだなと思った。2015/05/02

初雪ハロー

148
Amazonの存在、ブックオフの誕生、活字ばなれなどがよくわかりました。札幌市民には、懐かしい「リーブルなにわ」という本屋の名前。今では、ジュンク堂書店、紀伊国屋書店、三省堂書店ぐらいしか大きい本屋がない。 私自身、本は、本屋でじっくり見て、読んで選び購入しています。一気に読了しました?2018/07/22

Aya Murakami

98
アマゾン購入本。 「本が売れない」というが…、実際のところ本屋さんの利益は雑誌とコミックで成り立っているそうです。さらにいうと雑誌ももコミックもスマホにとって代わられているような…?出版関係の人は「本を読もう」と言っていますが…、「雑誌を読もう!コミックを読もう!」と利益のためとはいえ声を上げているところを想像すると笑えてくる。 ランキング至上主義は読書の幅を狭めますね…。あえて読メ登録数1桁の本を読む…とか?2023/08/20

えちぜんや よーた

90
まぁ、大概は図書館で済ませちゃいますからね。個人的には「読まない」のではなく、「買わない」だけです。税金で運営している施設と民間資本の書店を一概に比べることは難しいけど、一般教養のための本(とくに古典)を探すときは図書館の方が便利。インターネットで検索予約して、家から歩いて15分の図書館まで取りに行けば良し。大阪市内までいけば大型書店(紀伊國屋、ジュンク堂、ブックファーストなど)がいろいろあるんだけど、最近行く気がしないw 専門書はアマゾンで探すのが習慣になってしまった。2016/11/06

あすなろ

77
10冊のうち8冊はリアル書店で本は売れている。本のマージンは22%であり、取次や再販制等特殊な業態である。そして社や壁を超えて出版社も書店員も仲が良い。思えば変わった業界である。そして書店は仕入れるという原点に立ち返るべきと筆者は諭す。一時期書店勤務を結構深いところ迄携わった僕にはまあそういう世界だよと言いたくなる記述多い。しかし地方出張が多い僕が最近思うのは、取次配本パターン仕入と都市部等大型書店への新刊配本偏りが地方の書店の閉店や読書離れやAmazonシフトの加速化を促している様に思えて最近仕方ない。2019/11/04

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