出版社内容情報
19世紀アメリカ――12歳の少年ジャックと執事のプレイズワージィは家の危機を救うため、長くて危険な冒険へと出発します。
内容説明
舞台は19世紀アメリカ―十二歳のジャックは一獲千金(とつぜん大金持ちになること)をねらい、長い旅にでた。旅の「相棒」は、どんなときでも彼を助けてくれる“スーパー執事”。二人のきずなの物語が今始まる!小学校上級~
著者等紹介
フライシュマン,シド[フライシュマン,シド]
1920年アメリカに生まれ、地方紙記者などを経て作家となる
金原瑞人[カネハラミズヒト]
英米文学翻訳家、法政大学社会学部教授
市川由季子[イチカワユキコ]
1959年、東京生まれ。法政大学英文学専攻博士課程修了、金原瑞人氏に師事。現在法政大学非常勤講師
はしもとしん[ハシモトシン]
埼玉県在住のイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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海猫
50
19世紀アメリカ、12歳のジャックは金鉱で一獲千金を狙い旅立つ。相棒は執事のプレイズワージィ。前半は船旅が主で「宝島」のような海洋ロマン風の味わいがある。後半、西海岸に上陸してからは西部劇っぽい雰囲気が漂う。決闘場面もあるしね。銃を使わず殴り合いだったけれど。全編で苦難はやってくるものの、知恵と機転で乗り越える展開が爽快。ムードも陽性。プレイズワージィの飄々とした人物像が良い。ジャックは成長するし、執事は身分から開放されてゆく。終盤は特に二転三転するが、納得のラスト。アメリカ的な児童冒険文学を堪能できた。2023/07/27
かのん
3
おもしろかったです!ゴールドラッシュの時代の話なんですが、実際のところどんな風だったのだろうとても気になりました。2015/11/13
Chiyo K.
1
今でこそ漫画に小説に喫茶店に大活躍の執事。その先駆け?ではないかと思われる本作の原作は、50年以上前に刊行されている。アメリカ東海岸から西海岸まで、船で南米を回っていかねばならなかったような時代の、いきいきした空気も楽しめる。2017/03/02
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