出版社内容情報
神社がさびれて力が弱ったキツネの神様が、4年生の男の子、晴人をおともに、悩める人の夢の中におじゃまして、問題解決!?
内容説明
ある日、晴人の家にあやしいおじさんがやってきて、近所の稲荷神社の神さまだと名乗ると、キツネの姿に変身した!そして、神さまの仕事を手伝ってほしいといいだして…。“キツネの神さま”と、その“ともの者”に選ばれた晴人が、悩める人たちの夢のなかにおじゃまします!
著者等紹介
岡田貴久子[オカダキクコ]
1954年生まれ。同志社大学英文学科卒業。「ブンさんの海」で毎日童話新人賞優秀賞を受賞。『うみうります』と改題し、白泉社より刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
24
新刊棚で、楽しそうな表紙に惹かれて。岡田さん初読み。ある日突然現れた変なおじさん。実は、直前にお参りした、さびれたお稲荷さんのキツネの神様が化けた姿だった。以来、夢のお告げがあるたびに、キツネの「神さま力」を上げるためのお手伝いをすることになる。怪しいと思いつつも、手伝う晴人、とってもいい子。そのお姉ちゃんもとってもいい♪ 私の夢にも現れて、ねがいをかなえてほしいなあ。2014/11/11
深青
18
廃れた神社にお参りして帰った晴人の元に、あやしいおじさんがやって来て「稲荷神社の神様です」と名乗って、狐に変身した…という始まりのお話。今ざっと書いてみたけれど、怪しさ満点だよなぁ…(笑)晴人君もよくおじさんの話を聞いてあげたよ!でも、話が進んでいくごとに、怪しいおじさんキツネ(神様)を憎めなくなるんだよなぁ。是非、私の夢にも出てきて欲しいものです。2014/10/30
あおい
8
商店街の中の寂れたほこらにお参りしたらキツネの姿の神様が現れた。その神様に手伝いを頼まれて…夢の中でお悩み解決!挿絵が可愛い。2020/03/23
さち
8
下のムスメからおすすめられ本。稲荷大明神のキツネのおともになって船に乗り他の人の夢の中からお悩み解決…古びたタンスの引き出しにふるさとの風景が広がってたりと不思議で意外な広がりが心地よかった。。クスリと笑えて、時々泣けそうなあったかいお話でした。2017/03/05
HNYYS
2
図書館本。夢のお告げで万事解決。現実はなかなか上手くはいきませんが、素敵な夢を見て次の日へのステップになるように心身ともに健康でありたい。 現代は、神頼みする割には信仰心がなくて場当たり的だから、いつか神様から仕置きを受けてしまうかもしれませんね。2020/03/05