内容説明
「問題児」と呼ばれた少年が自由で平等な「虹の国」を夢見て…。肌の色で人を差別する「アパルトヘイト」にたち向かい、約二十七年間も刑務所に入れられながらも、自由と平等をうったえつづけたネルソン・マンデラとはどのような人だったのか。南アフリカ初の黒人大統領、感動の物語。
目次
第1章 問題児
第2章 光の都市、ヨハネスブルク
第3章 アパルトヘイト
第4章 不服従運動
第5章 シャープビル事件
第6章 地下にもぐる
第7章 ロベン島
第8章 マンデラを解放せよ!
第9章 非常事態
第10章 釈放の日
第11章 マンデラ、大統領に
著者等紹介
ポラック,パム[ポラック,パム] [Pollack,Pam]
アメリカの作家、ライター。メグ・ベルヴィソと数多くの児童書を共著している。ニューヨーク在住
ベルヴィソ,メグ[ベルヴィソ,メグ] [Belviso,Meg]
アメリカの作家、ライター。パム・ポラックと数多くの児童書を共著。ニューヨーク在住
伊藤菜摘子[イトウナツコ]
大分県に生まれる。東京女子大学文理学部英米文学科卒業。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちーたん
12
本当に何にも知らなかったので読みました。おおおまかなことが書かれているので、感動する場面は少なかったけど赦すという大きな力は真似できることではないと思っています。多分いろいろな人に支えられ、いろいろな人が犠牲になり自分一人の力でやり遂げたわけではなかったからですね。2014/07/20
長岡紅蓮
7
黒人として初めて南アフリカ共和国の大統領となったネルソン・マンデラ。人種隔離政策「アパルトヘイト」に抵抗し、約27年も刑務所に入れられた。自分一世代でアパルトヘイトを撤廃させた行動力、信念には驚かされる。自分たちの権利のために行動し続けること。同じ目標に向かう仲間を作ることが大事だということを本書を読んで感じた。2020/01/29
T66
5
小6の子供用に借りたのを自分でも読んでみた。あとオバマ夫人の本を読んで彼に改めて興味を持ったことも背景。彼の概略は知っていたけど、子供の頃からの話と、政府の動きをともに読むとやはり衝撃。虐殺の件は全く知らなかったので、大人向けの本で読んでみることにする。図書館本2020/10/20
がばいおばちゃん
4
小学校中学年くらいからOKか?字も大きくふりがなあり。その年代の子はマンデラが一番活躍していた頃をまったく知らないのでどうだろうか?それにしても白人至上主義もここまでだったとはヒドイ。キング牧師からしても何年もたっているのに。もう少し南アフリカの歴史を入れてほしかった。84年のロス・オリンピックでは、メアリー・デッカーに立ちふさがるはだしのゾーラ・バッドを応援する人もいたが、南アフリカ代表になった白人ということで風当たりがあったように記憶している。2014/06/08
読書Beginner
1
不当な人種差別を受け、また18年にも及ぶ刑務所生活を乗り越え、それでもマンデラが訴えたのは白人との協力による南アフリカの発展、そして人種差別の撤廃でした。簡潔にしか書かれていませんが、彼の祖国に対する想いにとても胸が熱くなりました。2014/08/23