出版社内容情報
「この島をきらいになるわけないよ。ここは竜太の島だもん」少年と少女の気持ちをみずみずしく描き、命の問題を考える感動作。
内容説明
離島に生まれ、漁師をめざす竜太。都会から島に転校してきて、竜太とぶつかる中で深く島を愛するようになった灯子。少年と少女の気持ちをみずみずしく描き、自然と向きあって生きる人間の姿、そして命の問題を考える感動作!!
著者等紹介
杉本りえ[スギモトリエ]
富山県に生まれる。関西学院大学文学部卒業。「未熟なナルシストたち」で第2回コバルトノベル大賞受賞。『無愛想なアイドル』で第36回泉鏡花記念金沢市民文学賞受賞(以上ポプラ社刊)
スカイエマ[スカイエマ]
東京都に生まれる。児童書・一般書の装画や挿絵、新聞・雑誌の挿絵などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
23
竜太の視点で。都会っ子を見ると。読みやすい。2018/01/21
にこ
17
真摯に海と向き合った物語でした。竜太と灯子の出会いの頃の話を知りたいと思ったら、そちらは別で1冊あるのですね。是非読みたいと思います。家族や故郷の島を大切にする彼らに素敵な未来が待っていますように。2014/05/27
tan
10
久しぶりの児童書。スカイエマさんの絵に惹かれて読みましたが、「地球のまん中~」の続編だったんですね。先に読んでおけば良かったとちょっと後悔しました。そのくらい児童書にしてはよく出来ていて面白かったです。竜太をとりまくまわりの人の心の動きや、思春期の気持ちのみずみずしさが巧く描かれていました。YA世代にオススメなことはもちろん、大人も色々と考えさせられるいい本でした。2014/07/02
とくま
5
×P57. スカイエマさんの絵から。分かりすいストーリーの青春もの。2020/01/29
ぽけっとももんが
5
児童書・YAのコーナーに面陳列されていて、即ジャケ借り。スカイエマ氏は成長期のアレコレを抱えた少年を描くのがすごく上手いと思う。このイラストが、物語を膨らませている。物語も漁師になると決めている竜太の、それでも揺れる思春期の心が丁寧に描かれていて好感が持てる。一度航平のように外に出てみるのもいいよ。きっと島を愛する気持ちは変わらないから。そしていざと言うとき息子から相談してもらえる母がうらやましい。2014/04/30