ポプラ社の絵本
ほうれんそうはないています

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  • サイズ A4判/ページ数 29p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784591139394
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

底しれない原発事故の痛みかなしみ。こどもたちの笑顔を本気でまもりたい著者ふたりががっちり組み、今どうしても届けたい絵本。

内容説明

すくすくすくすく、すくすくすくすく、ほおら、ぼくら、こんなにおおきくなったよ。「いただきます!」はだれがいってくれるかな。「おいしい!」ってわらってくれるかな。

著者等紹介

鎌田實[カマタミノル]
1948年東京都生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。1974年に長野県の諏訪中央病院に赴任。1988年に同病院院長に就任。2005年より同病院名誉院長。一貫して住民と共に作る医療を実践。1991年より、ベラルーシ共和国の放射能汚染地帯へ99回の医師団を派遣し、約14億円の医薬品を支援してきた(JCF)。2004年にはイラク支援を開始し、イラクの4つの小児病院へ毎月300万円分の薬を送り、難民キャンプでの診察等を実践している(JIM‐NET)

長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年大阪府生まれ。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターとなる。現在は絵本作家として、ユーモラスでおおらかな長谷川ワールドを次々とうみだしている。『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で第34回講談社出版文化賞絵本賞を受賞。『かあちゃんかいじゅう』(ひかりのくに)で第14回けんぶち絵本の里大賞を受賞。『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で第13回日本絵本賞・第57回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

100
原発事故で漏れた放射能が、たくさんの哀しみをもたらす。かわいそう、がいっぱい!!2014/09/20

Aya Murakami

98
図書館本。読メで知って手に取った。 ホウレンソウ、コメ、牛乳、カレイ…。畑の幸海の幸が泣いています。都会で快適の暮らしている人たちの犠牲になったのですね。私たち人間が悪事を働くのをやめない限りいつか大地や海から強烈なしっぺ返しがやってきそうです。食糧危機とかね…。まずは節電あたりから始めてみませんか?2023/09/01

Kawai Hideki

95
原発事故の農作物や水産物への影響を絵本化。ほうれんそう、米、牛乳、かれい。みんなおいしくなるために頑張ってきたのに、食べてもらえなくなった。目に見えない放射能のために。ほのぼのとしたタッチの絵なのに、作り手のくやしさ、無念さが痛いほど伝わってくる。ただただ「ごめんね・・・」という言葉しかない。ほうれんそうにも、お米にも、牛にも、魚にも。農家の人にも、漁師の人にも。そして、絵本の本来の読者である子供たちにも。2014/06/16

mocha

86
精魂込めて育てられたほうれんそうも牛乳も米も、原発事故を境に口に入れてはいけないものになってしまった。目に見えない、音も匂いもしない何かのせいで…。あんなに青々と輝いていた葉っぱが一瞬にして禍々しいものに変わる絵の迫力。短いフレーズが胸に突き刺さる。放射能汚染と風評被害の恐ろしさを直感的に伝える絵本。2017/06/08

Natsuki

73
おじさん・おばさんが丹精込めて育て上げたほうれんそう。あの日を境に変わってしまった。。。ほうれんそうだけじゃない、みんな、みんな。目には見えない放射能。汚れた大地。何年経っても元通りにはならない。それでも原子力の技術を使うのか。それを他の誰かに勧めてしまうのか。別の方法はないのだろうか。そう思わずにはいられない。2015/12/18

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