ポプラ新書
日本人と神様―ゆるやかで強い絆の理由

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  • サイズ 新書判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591137796
  • NDC分類 172
  • Cコード C0214

出版社内容情報

初詣、七五三、厄祓い…節目ごとに気軽に神社を訪れる私たち。この絆はどこから? 日本人独特の神様とのつき合い方がわかる一冊。

身近なのによく知らない、知らないのになぜか親しい。
日本人と神様の不思議な関係を解き明かす!

初詣やお宮参り、七五三、結婚式、厄払いなど、人生の節目ごとに、私たちは気軽に神社を訪れます。
すっかり定着した感のあるパワースポットブーム、さらに2013年には伊勢神宮と出雲大社の遷宮が行なわれたことなどもあって、神社や神様への関心はいちだんと高まっています。
しかし、それほど日常的な存在なのに、神社へのお参りにはどんな意味があるのか、日本の神様が八百万とも言われるほど数が多いのはなぜかなど、詳しいことはほとんどの人が知りません。
身近なのにあまりわかっておらず、わからないのに親しみを感じている――このゆるやかな結びつきは、いったいどこからくるものなのでしょうか。

神社祭祀研究の泰斗が、日本人のユニークな神様観、神社の成り立ち、そしてこれからの時代の神様とのつき合い方について、わかりやすく語ります。

【著者プロフィール】
櫻井治男(さくらい・はるお)
1949年、京都府生まれ。皇學館大学文学部教授。博士(宗教学)。専門は宗教社会学、近代神道・神社祭祀研究。日本宗教学会常務理事・神道宗教学会理事などを務める。92年、神道宗教学会奨励賞受賞。著書は編著・共著も含め多数。近著に『地域神社の宗教学』『知識ゼロからの神社入門』などがある。

はじめに 

第1章 神様にはみな「役割」がある
 さまざまなものに宿る日本の神様
 地域に根ざした氏神様
 願いを聞き届けてくれる機能神
 荒ぶる魂をもつ霊威神
 日々の暮らしを守る生活神
 神話の神様と私たちのつながり

コラム*神様にも流行がある?

第2章 神社は、神様に会える場所 
 「日本人のいるところ、神社あり」?
 神社はいつ、どのように誕生したか
 人々のニーズが神社を生む
 神社は時代とともにどう変わったか
 神社の名称と社号はどう決まるのか
 神社と寺の不思議な関係
 神様に仕える人たち
 神職という仕事の誕生と変遷
 神社の中の女性たち
 現代の神職がなすべきこと

コラム*神社の中のお寺

第3章 神様と人をつなぐもの――祭りの持つ意味――
 神社の持つ、三つの資源
 なぜ神社では「祭り」が行われるのか
 どうして人は祭りを楽しく感じるのか
 祭りは人をつなぎ、人を育てる

コラム*神様のお引っ越し

第4章 神様ととどうつき合っていくか
 お参りは、神様の住まいを訪ねること
 お守り、おみくじ……お参りグッズの意味
 人生の節目の儀式は、いつも神社で
 「祓え」と「禊」の本当の意味
 神社を巻き込むパワースポット・ブーム
 今、なぜ神様が求められるのか
  
コラム*遠くの神様に会いにゆく

おわりに

内容説明

初詣、七五三、厄祓い…人生の節目ごとに、気軽に神社を訪れる私たち日本人。しかし、神社へのお参りにはどんな意味があるのか、日本の神様が八百万といわれるほど多いのはなぜかなど、詳しいことはほとんどの人が知らない―。このゆるやかな結びつきは一体どこからくるのか?日本人独特の神様とのつき合い方がわかる一冊。

目次

第1章 神様にはみな「役割」がある(さまざまなものに宿る日本の神様;地域に根ざした氏神様 ほか)
第2章 神社は、神様に会える場所(「日本人のいるところ、神社あり」?;神社はいつ、どのように誕生したか ほか)
第3章 神様と人をつなぐもの―祭りの持つ意味(神社の持つ、三つの資源;なぜ神社では「祭り」が行われるのか ほか)
第4章 神様とどうつき合っていくか(お参りは、神様の住まいを訪ねること;お守り、おみくじ…お参りグッズの意味 ほか)

著者等紹介

櫻井治男[サクライハルオ]
1949年、京都府生まれ。皇學館大学文学部教授。博士(宗教学)。専門は宗教社会学、近代神道・神社祭祀研究。日本宗教学会常務理事、神道宗教学会理事などを務める。92年、神道宗教学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニシ

2
~はじめに~わたしたち日本人は、初詣やお宮参り、七五三、結婚式、厄祓いなど人生の節目ごとに気軽に神社を訪れてきました。それほど身近な存在であるにもかかわらず、神社はなぜそこにあるのか、私たちはいつから神社にお参りするようになったのか、....そもそも神社に祀られている神様とはいったい、何者なのか。....あまりにも日常的すぎて「意識していない」だけなのかもしれません。その世界をあらためて見つめ、日本人の神様とのつき合い方、向き合ってきた姿をじっくり考えてみようというのが本書の目指すところです。2014/08/22

Olga

1
ハワイ大神宮のご祭神は、天照大御神と天之御中主大神と八百万命神、それから、カメハメハ大王とジョージ・ワシントン、というのにびっくりした。2015/04/11

すうさん

1
昨年の伊勢の式年遷宮の時に引っ張りだこだった皇學館大学の櫻井教授。宗教学が専門なのだが、この本では非常に解りやすく、神道がいかに日本人の生活や文化に知らず識らず浸透しているのかを説明している。神様の説明のみならず神社や故郷の祭りとの関係性、人の暮らしと密接に繋がってる神様との絆を感じることがで来た。強要もせず静かに流れる神様と人との関係。身近な存在なのによく知らない。知らないけれどなぜか親しい、不思議な関係を解り易く解き明かす。神様や神道だけでなく、日本や日本人に興味がある人には、ぜひお勧めの一冊である。2014/03/24

ぽこてん

0
最近神様の話や神社について気になって、まずは入門的な一冊。中国から来た仏を神より上位としたり、他の神様(信仰対象といったほうがいいのか)もすんなり受け入れて合祀してしまう、それが神道の特徴。日本人の性質でもあるのかなーと思ったり。 ソーシャルキャピタル(地域住民の相互関係)構築にもなっている神社やお祭り よく祭りに参加する身としてはよく実感すること。現代社会ではこういった交流が本当に大事だと思う。2016/02/06

ザキヲ

0
神道について基本的な部分を論じてある。どのような神社があるか、どういう歴史のある神社か、というような神社についての話が中心。入門編ということでは面白い。2016/01/24

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