出版社内容情報
気鋭のルポルタージュ作家・石井光太が「なぜ勉強するのか」を、子どもたちに問いかける。
内容説明
世界のどこかでいつも戦争があり、まずしいくらしをしている人たちがたくさんいる。日本にも、まずしさはあるし、差別もある。虐待やいじめもある。それをなくすのは、かんたんなことではない。戦争はいけない、と言うだけでは戦争は止まらない。差別はいけない、と叫ぶだけでは差別はなくならない。しっかりと自分の考えをつくりあげ、それを人にわかってもらえるようなことばにして伝えなければならない。その方法を手に入れるために必要なのが、学校なんじゃないだろうか。
著者等紹介
石井光太[イシイコウタ]
1977年生まれ。東京都出身。こどものころから作家になることを目指す。大学卒業後、アジアの貧しい国ぐにをまわり、障害のある人たちのドキュメンタリー『物乞う仏陀』を書く。その後、十年以上にわたって中東、アフリカ、南米の国ぐにを100カ国近く訪れ、そこで生きる人びとともに暮らし、同じものを食べ、寝ることで、知られざる生活を日本に伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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