ポプラ新書
危険な宗教の見分け方

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591136768
  • NDC分類 169.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報

なぜ、信じるのか――?

有名大学出身のエリートたちは、なぜカルト教団にのめり込んでいったのか。
なぜ予言が外れ、真実が明らかになったあとも妄信し続けたのか。
ジャーナリストの田原総一朗氏が、元オウム真理教の広報担当・上祐史浩氏の、今まで語られなかった“本心”に迫る対談。

上祐さんのお話は、
人間というものの弱さと強さを、
この上もなくわからせてくれる。――田原総一朗

はじめに
人はなぜ信じるのか――田原総一朗
同じことを再び起こさないために――上祐史浩

第1章 なぜ、人は宗教を信じるのか
第2章 宗教集団はどのようにして人材やお金を巻き込んでいくのか
第3章 妄信の行き先
第4章 依存的信仰からの脱却
第5章 宗教やスピリチュアルとどうつき合うか

内容説明

有名大学出身のエリートたちは、なぜカルト教団にのめり込んでいったのか。なぜ予言が外れ、真実が明らかになったあとも妄信し続けたのか。ジャーナリストの田原総一朗氏が、元オウム真理教のスポークスマン・上祐史浩氏の、今まで語られなかった“本心”に迫る対談。

目次

第1章 なぜ、人は宗教を信じるのか(宇宙開発に憧れて;「その他大勢」にはなりたくない ほか)
第2章 宗教集団はどのようにして人材やお金を巻き込んでいくのか(「教祖」となり、絶対存在への道へ;オウムにおける「救済」とは? ほか)
第3章 妄信の行き先(戦う意思はなかった;慈悲の心で殺人を正当化する ほか)
第4章 依存的信仰からの脱却(捕まると思っていなかった;逮捕を遅らせるために起こした地下鉄サリン事件 ほか)
第5章 宗教やスピリチュアルとどうつきあうか(教団と社会がつながった瞬間に解けた呪縛;「輪」の思想を巡って ほか)

著者等紹介

田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年滋賀県生まれ。早稲田大学卒。岩波映画製作所、テレビ東京を経て1977年フリーに。現在は時代の最先端の問題をとらえ、さまざまなメディアで精力的な評論活動を続けている

上祐史浩[ジョウユウフミヒロ]
1962年福岡県生まれ。早稲田大学大学院在学中にオウム真理教に入信。偽証罪などで逮捕され服役後「アレフ」代表となるが、オウム信仰を脱却し、自ら立ち上げた「ひかりの輪」代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

29
元オウムの上祐氏が、どのように宗教に傾倒し、どのように呪縛から逃れ、思想がどう変わったのか、よくわかる対談。2020/09/05

おおにし

20
オウム幹部でだた一人生き残った上祐氏の発言はオウム事件とは何であったかをしる貴重な資料だ。昔は「ああ言えば上祐」と呼ばれていた上祐氏だが、田原氏との対談では素直な語り口で当時を回想している。クンダリーニ・ヨガで起きる神秘体験により教祖自ら「解脱して救世主になった」と思い込んでしまったことがテロ集団へ暴走する原因となったという話など興味深い。教祖の死刑執行によりオウム事件の真相は闇に葬られ、アレフは事件の総括をしないまま今に至る。オウム事件は決して終わったとは言えない。2018/11/04

hk

15
「さっぱりわからない」田原氏のこの一言がたいへんに印象的であり、かつ本書の結論といえるのではなかろうか。田原氏の質問にたいし上祐氏が答えていくという体裁がとられているが、議論が煮詰まるにつれおしなべて上祐氏の言い分が間尺に合わなくなる。これは上祐氏が隠し事をしているというわけではなく、本人ですら整理できていない過去があるためだろう。 だが「さっぱりわからない」まま麻原とその側近を死刑に処し、事件そのものを闇に葬り去った司法には幻滅しきりだ。あの公判では「事件の動機」が完全にわきに追いやられてしまっている。2018/09/06

ヨータン

15
上祐氏のような高学歴エリートがなぜオウム真理教を信じてしまったのか、ほんの少しだけど理解できたような気がします。2014/02/04

mari

14
『思考停止することが信者として意味のあることだった。無思考に従える弟子が優れているとされる』高学歴のエリートがなぜに??の答えが上祐さんの口から語られている。2015/03/04

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